東北福祉大・桜井が先発、力投で勝利に貢献

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中日がドラフト2位指名した東北福祉大・桜井頼之介投手(22)が25日、明治神宮大会東北地区代表決定戦の初戦となる東日本国際大戦(仙台市民球場)に先発し、7イニング⅓を投げて2失点の力投を見せた

この試合に勝利した同大は、26日に行われる決勝戦への進出を果たし、勝てば神宮大会への出場が決定する

桜井は、この試合で対戦する可能性のあるドラフト1位指名の青学大・中西聖輝投手(21)との投げ合いを心待ちにしている

桜井は「ドラフトが終わってから、この試合に備えて準備をしてきました

調子は非常に良かったです」とコメント

彼にとってこの試合はプロ入りを果たした自らの武器を披露する初めての機会であり、その思いを力にゲームを支えた

ピンチでも動じない投球

初回は先頭バッターから連続ヒットを許し、無死二、三塁という厳しい場面を迎えた

「ここでギアを上げました」と話す桜井は、続く3番打者に対して自己最速タイの153キロ直球を投げ込む

結果としては右飛で無失点に抑えることに成功した

豊富な変化球で無安打を実現

3回には先制を許し、一時ピンチに見舞われたが、「ストレートをうまく捉えられなかった」と言い、以降4回から7回までは無安打に抑える好投を続けた

特にスライダーとチェンジアップといった多彩な変化球が光った

味方が逆転した6回、数回を通じて100球を超え、8回1死二塁の場面で降板した

桜井を称賛した監督の言葉

試合を終えた山路哲生監督は「最初は力が入っていたと思いますが、点を取られてからもエースらしく後を抑えたのが良かった」と桜井のパフォーマンスを称賛した

来る決勝戦でも、桜井のさらなる活躍が期待される

桜井投手の今回の試合では、冷静さと力強さが見えました。特にピンチを迎えた際の対応や多彩な変化球が印象的でした。今後も彼の成長が楽しみです。
キーワード解説

  • ドラフトとは?プロ野球選手の選ばれる制度のことで、各球団が選手を選ぶ権利を持つ。選手は希望の球団に入団するためにアピールをする。
  • エースとは?チームの最も頼りにされる先発投手のことで、試合の勝敗に大きく影響を及ぼす役割を持つ。
  • 直球とは?投球時に回転をかけずにまっすぐ投げる球種のことで、通常は最速の球速を誇る。

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