平良海馬、今季31セーブで自身初の最多セーブ獲得
西武ライオンズの平良海馬投手が、2025年シーズンにおいて31セーブを挙げ、ソフトバンクの杉山一樹投手と並んで自身初の最多セーブを獲得した平良は、昨季オフにおいて先発希望と球団のリリーフ転向案が平行線を辿った結果、契約時には「希望のポジションではないが、球団の意向を理解した」と語り、主にクローザーとして活躍した
安定した投球成績とデータ分析の重要性
平良は、今季54試合に登板し、4勝2敗31セーブ、防御率1.71という素晴らしい成績を残した彼のストレートは約48%の割合を占め、昨年の42.1%から増加した
自己分析によると、開幕当初は「調子が悪く、ストレートの球速も150キロに達するかどうか」と述べていたが、リリーフに慣れ徐々に調子を上げ、夏場には150キロ台後半を記録した
平良はデータ分析が重要であると考えており、自身で高性能機器「ラプソード」を購入し、投球データを精密に測定・分析している
スプリットとチェンジアップの選択
平良は今年6月にスプリットを使用せず、2年間封印していたチェンジアップを再び採用することを決定したその理由について「スプリットを速くしようとしたが、指にマメができたりうまくいかなかった」と説明し、平均球速154キロのストレートに代わるチェンジアップを練習した結果、92%の球速比を達成した
選手としての姿勢と今後の展望
平良は「先発として年間60イニングを投げるよりも、リリーフとしての役割を果たすことに集中したい」と語り、自己の感覚に加えデータをも重視する姿勢を強調したこれは失敗を客観的に捉え、気持ちを切り替える助けになると考えている
来季以降の役割に関しても、チームのために最善を尽くす姿勢に変わりはない
平良海馬選手は、開幕から1度も離脱せずにクローザーとして活躍し、31セーブと防御率1.71という素晴らしい成績を残しました。データ分析を重視する姿勢や、自身の投球スタイルを改善するための工夫から、新たな役割に挑戦する姿が強く表れています。選手としての成長に期待が高まります。
キーワード解説
- セーブとは?:セーブは、野球でリリーフ投手が試合の勝敗に貢献し、勝利の瞬間を迎えられたときに得られる記録を指します。
- 防御率とは?:防御率は、投手が自らの責任で得点を許した率を示す数値で、良い投手ほど防御率が低いとされます。
- クローザーとは?:クローザーは、試合の終盤に登板し、リードを守る役割を担うリリーフ投手のことを指します。
- データ主義とは?:データ主義は、選手やチームが統計データに基づいてプレイを分析し、戦略を立てる取り組みのことを意味します。

