ソフトバンク小久保監督、6年ぶり日本シリーズ制覇へ意気込みを語る

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 今年の日本シリーズが、25日にみずほペイペイドームで開幕する

福岡ソフトバンクホークスの小久保裕紀監督(54)は、2年連続で日本シリーズに出場し、5年ぶりの日本一奪還を誓い、理想とする「先行逃げ切り」を掲げた

 一方、セ・リーグを圧倒的な強さで制覇した阪神タイガースでは、ドラフト1位トリオを中心に据えた打撃陣と、NPB(日本野球機構)最長の50試合連続無失点を達成した石井大智投手(28)の存在が話題となり、勝ちパターン投手の警戒が求められている

ソフトバンクは、この虎の必勝パターンを封じ、昨年の敗退のリベンジを果たすことを目指している

 小久保監督は、阪神の藤川監督との対戦を楽しみにしており、「2年前の名球会では同じ席に座っていた

まさか2年後にこういった舞台で対戦することになるとは思ってもいなかった」と述べた

2年ぶりのセ・パ王者同士の対決に向け、打倒阪神への戦略を練っているという

 打撃陣では、森下、佐藤輝、大山のドラフト1位トリオが「チームの軸」として機能していると分析

投手陣ではエースの村上を挙げ、「彼の成長には驚いている」と話した

また、「阪神の投手陣では、レギュラーシーズンでほとんど得点を許さなかった石井や、守護神の岩崎を出させないことが勝利への鍵だ」と指摘した

 ソフトバンクは藤井、松本裕、杉山のリレーで逃げ切る考えで、小久保監督は「彼らが中盤以降非常に重要な役割を果たしてくれる」と期待を寄せている

また、打線は「臨機応変」とし、柔軟なオーダー変更も辞さない姿勢を示している

 今年の日本シリーズは最大3連戦で行われ、先制点の奪取が重要だと監督は強調した

さらに、昨年のDeNAとの日本シリーズでは2連勝から廃退したことを踏まえ、「選手たちを信じ、最後は日本一を勝ち取る戦いをしたい」と意気込みを述べた

 【日本シリーズ開催要項】
項目 詳細
サスペンデッド・ゲーム 行わない
延長回 第7戦までは延長12回で打ち切り
中止の場合 その球場で順延
引き分け 第7戦で決まらない場合、翌日に第8戦を行う
DH制 パリーグ本拠地で採用
予告先発 全試合で採用
今シーズン日本シリーズを控えたソフトバンクと阪神の両監督のコメントから、両チームの準備がいかに入念であるかが伺えます。小久保監督は昨年の教訓を克服し、選手を信じて戦う姿勢を強調しており、両チームの緊張感と期待が高まる状況です。
キーワード解説

  • 日本シリーズとは?日本のプロ野球における最高の栄誉であるリーグチャンピオン同士の対決のことを指します。
  • セ・リーグとは?日本のプロ野球の2つのリーグの一つで、読売ジャイアンツなどが所属し、セントラル地区で戦う球団のことを指します。
  • パ・リーグとは?日本のプロ野球のもう一つのリーグで、福岡ソフトバンクホークスや北海道日本ハムファイターズなどが所属しているリーグを指します。
  • ドラフトとは?プロ野球選手を球団が選ぶ制度で、特に新卒選手を獲得するための仕組みのことをいいます。
  • クローザーとは?試合の終盤に登板し、試合を締めくくる役割の投手を指します。

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