ソフトバンクは阪神との第1戦で1―2と逆転負けを喫し、2014年以来11年ぶりに初戦を黒星でスタートした
近藤健介の復帰
試合の中で特に注目を集めたのは、左脇腹痛の影響でクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを全休していた近藤健介外野手(32)の復帰である彼は「4番・DH」としてスタメンに名を連ね、久しぶりの実戦で早速存在感を発揮した
先制タイムリーの活躍
初回、二死二塁の場面で、阪神の先発投手村上の高めの直球を中前にはじき返し、二走の周東がホームに生還詰まり気味の当たりだったものの、体の開きを抑えてセンター前へ運ぶ巧妙な一打だった
この瞬間、ベンチは総立ちとなり、みずほペイペイドームは歓声に包まれた
感謝の気持ち
近藤選手は試合後、「本当に先輩方や後輩の頑張りでここに立たせてもらっているので、なんとかチャンスでしたし、貢献しようという思いで打席に入った」と感謝の気持ちを述べたまた、「日本シリーズに向けてリハビリしてきたし、みんな待っていてくれた
その舞台に立たせてもらっているので、感謝しながらやってます」と続けた
阪神ファンの声援に驚く
試合後、近藤は阪神ファンの異常な応援に感銘を受け、「応援すごいっすね」と驚きを隠せなかった彼は「ほんとにバランスの良いチームですし、先発も中継ぎもいい
今日みたいなゲームが続いていくと思いますけど、しっかりチャンスをものにできるようにやっていきたい」と冷静に試合を振り返った
今後に向けた意気込み
第4打席では左越えの二塁打を放ち、復調の兆しを見せつけた近藤試合後も栗原選手と共に居残り練習を行い、「いろいろ反省もありつつ、長くてもあと6試合
自分の準備をしっかりして明日に臨みたい」と前向きな姿勢を示した
主戦を務めるホークスにとって、初戦を黒星で終えたものの、近藤選手のバットがチームに希望をもたらす可能性が感じられた
近藤選手の復帰と活躍は、ソフトバンクにとって大きな励みになったものの、初戦の敗北という結果はチームにとって厳しいスタートとなりました。今後の試合の流れをどう変えていくかが注目されます。
キーワード解説
- 日本シリーズとは?プロ野球のシーズン最後に開催される大会で、各リーグの優勝チームが対戦します。
- クライマックスシリーズ(CS)とは?日本プロ野球において、ペナントレース後に行われるプレーオフで、上位チームが対決します。
- スタメンとは?試合に先発出場する選手たちのことを指します。
- 四番打者とは?チーム内で最も打撃力が高い選手が務める打順で、通常、ホームランを狙う役割があります。

