第一戦は、ソフトバンクの本拠地、みずほPayPayドームにて午後6時半からプレーボールとなる
SNS上では「阪神有利」との意見が目立つが、その理由には両チームのクライマックスシリーズ(CS)の結果が大きく影響している
今回はこの両チームの今季のCSを振り返りつつ、日本シリーズ展望をお伝えしよう
阪神のCS突破とその背景
セ・リーグを制した阪神は、クライマックスシリーズファイナルステージにおいて2位のDeNAと戦い、3連勝を収めた結果は2−0、5−3、4−0という全く危なげのない内容で、アドバンテージの1勝を加えて無敗で日本シリーズ進出を果たした
ソフトバンクの道のりと逆風
パ・リーグを制したソフトバンクもファイナルステージにおいて日ハムを迎え撃ったこちらも第1、2戦を連勝し、アドバンテージの1勝を加えて日本シリーズ進出に王手をかけた
しかし第3戦では日ハムのエース、伊藤大海が8回無失点の好投を見せ、ソフトバンク打線を沈黙させ、6−0で勝利
続く試合でも日ハムの投手陣が好調で、波に乗って連勝を重ね、ファンは盛り上がりを見せた
悪循環を辿るソフトバンク
昨年と今年のソフトバンクのCSを比較してみると、「悪い流れ」が共通している昨年の日本シリーズでの第1、2戦と今年のCSファイナルステージの第1、2戦では、ソフトバンクが2連勝したものの、内容が理想的ではなかった
その結果、第3戦での投手の好投に手も足も出ず、第4、5戦では打線が完全に沈黙した
これらの展開がファンの間で不安を呼び起こしている
著名解説者の見解
野球解説者の前田幸長氏は、今シーズンのソフトバンクの状態について懸念を示している昨年の日本シリーズでの敗北を引きずっているのではないかとも言及し、「このままでは阪神に勝てない」と警鐘を鳴らしている
彼の経験から、ソフトバンクには早急に流れを変える施策が求められている
阪神とソフトバンクの日本シリーズ開幕に向けた背景は興味深い。特にソフトバンクは昨年の敗北が影響しているように見え、同様のパターンに陥っていることが懸念される。このシリーズでの動きが注目される。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?:プロ野球のポストシーズンとして行われるシリーズで、リーグ優勝チームとその次の順位のチームが、勝ち抜き戦を行い、日本シリーズの出場権を争います。
- アドバンテージとは?:シリーズに進出する際に、勝率などの基準により、有利な条件が与えられることを言います。例えば、リーグ優勝チームはその分の勝利数を最初から持っていることがあります。

