村上は今季、セ・リーグの投手3冠を獲得しており、その地力を発揮することが期待されていました
試合の初回、村上は慎重すぎる投球が影響し、先頭打者の柳田悠岐に四球を与えるなど困難なスタートを切りました
1死二塁の状況から柳町達を三振に仕留めましたが、好打者・近藤健介に7球目を中前ヒットされ、先制点を献上しました
この際、村上が「低めに丁寧に」と言ったように、初回には実に29球を要する慎重な投球が見られました
しかし、二回以降は本来の力強い投球を取り戻し、持ち前の威力を発揮しました
今季は節目となる試合で先発した村上は、開幕戦での勝利を皮切りに、最多勝、最高勝率、最多奪三振のタイトルを手にしています
さらに、クライマックスシリーズ（CS）ファイナルステージでも初戦を担当し、無失点のピッチングを見せましたが、103球を投げたことで「慎重になり過ぎた」と反省の声も寄せられました
それでも、藤川球児監督の信頼は揺るぎません
「タイトルホルダーですから
開幕から今日まで誰よりも当たり前のパフォーマンスをしてきた」と村上を日本シリーズ第1戦に送り出しました
村上自身も「最初も勝って、最後も勝って終わりたい」と語っており、その熱意は全力投球に向けられています
村上の投球内容には、慎重さと攻撃性のバランスが求められました。日本シリーズという大舞台で初回からの難しさを経験しつつも、素早く持ち直した姿勢は見逃せないポイントです。今後の試合でもこの調子を続けられるか注目です。
キーワード解説
- セ・リーグ投手3冠とは？
- クライマックスシリーズ（CS）とは？
