日本シリーズ第2戦で光った阪神・中野拓夢のバント技術

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<日本シリーズ:ソフトバンク-阪神>◇第2戦◇26日◇みずほペイペイドーム 阪神中野拓夢内野手(29)の「つなぎ」が改めてクローズアップされている

第1戦の6回無死一塁

初球で近本光司外野手(30)が二盗を成功

状況が変わったことを踏まえて、中野は三塁線にバントを転がした

中野のバントは相手の三塁手、野村勇内野手(28)の動きを巧みに利用したもので、三塁ベースを空けたくない気持ちを読み取って、バットを押し出すように強めに当てた

結果、ボールはラインの数センチ内側に止まり、野村は捕ろうとしたが思わず避けてしまう展開となった

この結果、中野は一塁にセーフとなり、無死一、三塁の好機を作り出した

その後、後続の森下翔太外野手(25)が遊ゴロで同点とし、続く佐藤輝明内野手(26)の二塁打で逆転となる鮮やかな流れが生まれた

この試合での中野のバントは、まさに勝利を呼び込む「つなぎ」の役割を果たした

今季、中野は44犠打を記録しており、これは12球団で堂々のトップ

リーグ2位の中日・田中幹也内野手(24)のちょうど2倍の成果である

中野選手のバント技術は状況に応じた「泣きどころ」を狙うものであり、新たな「職人」としての姿が印象付けられた試合となった

今回の試合での中野選手のバント技術は、相手の守備を読み取る能力の高さを示しています。また、チーム全体の連携においても重要な役割を果たしており、彼の存在感が際立っていることが伺えます。ヒットにつながらなかったとはいえ、チャンスを作ることができた戦術が印象的でした。
キーワード解説

  • バントとは?バントは野球において、バッターがバットを振らずにボールを軽く当てて、進塁やヒットを狙う戦術のことを指します。
  • 犠打とは?犠打は、バッターがアウトになっても走者を進めるために故意にアウトになって進塁を狙う打撃技術です。
  • つなぎとは?つなぎはチームの攻撃をつなげる役割を果たすプレーや選手を指す言葉で、得点を入れるために重要です。

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