山田哲人が記録した1試合3本塁打から10年:日本シリーズの思い出
25日、プロ野球の日本シリーズが開幕した過去のシリーズでは、多くのファンの記憶に残る劇的なホームランが数多く生まれている中、10年前、2015年のヤクルト対ソフトバンク第3戦で“ミスター・トリプルスリー”山田哲人選手が記録した、シリーズ史上初の1試合3打席連続でのホームランの偉業が再び注目を集めている
高校時代の山田哲人
山田選手は履正社高等学校時代、通算31本塁打を記録した強打者であるさらに、守備力も高く、50メートル5秒8という俊足を持つ三拍子揃った選手として知られていた
2010年の夏の甲子園では3回戦で左越えの2ランを放つなど、目立つ存在であった
プロ入りからの軌跡
その年のドラフトでヤクルトとオリックスが競合し、ヤクルトが交渉権を獲得デビュー年は一軍出場はなかったが、2011年のCSファイナルステージで先発出場を果たし、以降の活躍が始まる
特に、2013年にはセカンドのレギュラーに定着し、14年には史上初の最多安打を達成した
トリプルスリー達成とその影響
2015年には杉村繁コーチが「山田にトリプルスリーをやらせる」と宣言した通り、打率.329、38本塁打、34盗塁を記録し、本塁打王、盗塁王、最高出塁率を獲得これにより、彼は高卒4年目でNPB史上9人目のトリプルスリーを達成し、チームの14年ぶりリーグ優勝にも貢献した
日本シリーズでの苦戦
日本シリーズの相手は、同じくトリプルスリーを達成した柳田悠岐選手が3番を打つソフトバンク注目の対決であったが、第1戦と第2戦はソフトバンクが連勝し、ヤクルト打線は冷ややかに抑え込まれた
山田選手も7打数1安打と沈黙を強いられた
今回の記事では、山田哲人選手の壮大なキャリアの中で特に重要な瞬間を振り返っており、彼の卓越した打撃力がファンにも強い印象を与えている。また、彼が達成したトリプルスリーは、選手としての素晴らしさを証明する特別な業績である。日本シリーズでの苦戦はあったが、彼の役割はチームにとって欠かせないものであることは間違いない。
キーワード解説
- トリプルスリーとは?:打率、ホームラン、盗塁数の3項目でそれぞれ30以上を記録した選手のことを言います。これは極めて希少な業績で、野球界の中でも特に評価されます。
- ホームランとは?:野球のプレーの一つで、打者がバットでボールを打ち、フェンスを越えることを言います。これにより打者は自動で得点を得ることができます。

