阪神・才木浩人、SMBC日本シリーズ第3戦で苦しい投球も評価高まる
阪神タイガースの才木浩人投手が、甲子園で行われた「SMBC日本シリーズ2025」の第3戦に先発したしかし、阪神はソフトバンクに1-2で敗れ、シリーズ初勝利を挙げることができなかった
28日に放送されたCSフジテレビONEの『プロ野球ニュース』では、才木選手の投球が詳細に分析された
才木の投球内容
才木は6回途中2失点という成績だった試合の立ち上がりでは、その持ち味である球威を存分に発揮し、ソフトバンク打線を封じ込めていたが、4回には山川穂高選手にスライダーを運ばれ、同点に追いつかれてしまった
さらに6回には柳町達選手に勝ち越しの適時三塁打を許し、続く山川選手を四球で歩かせたところで降板を余儀なくされた
専門家の評価
谷沢健一氏は、才木の投球の鍵を握る「インハイのストレート」に注目し、彼がソフトバンク打線を徹底的に研究していたと評価「インハイの釣り球」で空振りを奪ったものの、柳町のタイムリーが影響し、この投球パターンが崩れてしまったと分析した
一方、岩本勉氏は「才木は持ち味を十分に発揮していた」と高く評価し、「援護があれば完投も可能だった」と述べた
また、試合がロースコアに推移したため、「一発の恐れ」を抱くことがあったと指摘した
真中満氏は、立ち上がりのストレートの走りを評価し、「消極的な配球」が懸念されるとコメント
同選手のストレートの出来を踏まえ、もう少し積極的にストライクゾーンで勝負してほしかったと述べた
今回の阪神とソフトバンクの試合は、才木選手にとってチャレンジの場であった。彼のピッチングは素晴らしかったが、結果が勝利に繋がらなかったことが残念である。専門家たちの評価を見ると、彼の投球技術に対する信頼は高まっているため、今後の成長に期待がかかる。
キーワード解説
- 日本シリーズとは?:プロ野球の年に一度行われる全国大会で、日本のプロ野球チームが優勝を争うイベント。
- 先発とは?:試合の最初にマウンドに立つ投手のことで、試合の流れを左右する重要な役割を果たす。
- 防御率とは?:投手の成績を表す指標で、投手が与えた自責点が9イニングあたりにどれくらいかを示し、数値が低いほど良いと言われる。
- ストレートとは?:投手が最も基本的な球種として投げる直球で、スピードと力が要求される。

