今シーズンはなかなか思うような結果を残せなかった選手たちだが、両者ともに怪我からの復帰を目指しており、熱い気持ちを新たにしている
松田啄磨選手の挑戦
松田選手は、大産大から23年ドラフト5位で入団し、5月末に「右肘頭疲労骨折に対する固定術」を受けたこの手術は、肘の骨に過度の負担がかかることによって生じる疲労骨折を直すためのもので、その回復には時間がかかると言われている
彼は現在、順調に回復しており、遠投や傾斜を使ったトレーニングにも励んでいる
「育成契約でもアピールの機会はある
支配下に復帰できるように結果を出したい」と意欲を見せた
徳山一翔選手の治療経過
一方、徳山選手は環太平洋大から24年ドラフト2位で入団したが、7月末に「左肘内側側副じん帯再建術」(通称トミー・ジョン手術)を受けたこの手術は、投手にとって特に重要な手術であり、肘の靭帯を再建することで再び安定した投球が可能になるとされる
「まずは怪我を完治させ、来シーズンに向けたリハビリに集中する」と抱負を伝えた
前田銀治選手の復帰への意気込み
前田選手は、三島南高から21年ドラフト3位で入団その後、左アキレス腱の断裂という大怪我を抱え、3月末に手術を行った
秋には実戦復帰の見込みが立ち、彼も意気込んでいる
「一日でも早く支配下に戻れるよう、妥協せずアピールを続けていきたい」と語った
これらの選手たちはそれぞれ、育成契約下でも自らの存在を示すべく努力を続けており、来季に向けての期待が寄せられている
楽天の若手選手たちが、育成契約を通じて逆襲を誓う姿は、将来への希望を感じさせる。怪我からの復帰を目指す選手たちの意気込みが、ファンやチームの期待をかき立てている。
キーワード解説
- 育成契約とは?選手が支配下契約ではなく、育成枠に登録されることを指し、プロ野球において若手選手に活躍の場を与える制度です。
- トミー・ジョン手術とは?左肘内側側副じん帯を再建する手術で、特に投手に多く行われる治療法です。本手術を受けることで、投手は再び高いパフォーマンスを発揮できる可能性があります。

