特に目を引いたのは、ソフトバンクの4番打者、山川穂高の活躍です
彼は日本シリーズ史上でわずか5人目となる3試合連続本塁打を記録しました
山川穂高の圧巻の一発
試合は2回に展開しました先発の阪神左腕、高橋遥人投手からの148km/hのストレートを捉え、山川は見事なホームランを放ちました
逆球となったその球を見逃すわけがなく、「打った瞬間はどうかなと思ったが、打球が伸びてくれてよかった」と本人も振り返ります
過去の難関を越えて
昨年の日本シリーズでは、DeNAの戸柱恭孝捕手に徹底マークされ、結果的に打撃に影響が出てしまった山川しかし、今回は自らの打撃技術に集中することで、捕手との駆け引きを重要視せず、シンプルに球を打ち返すことに徹しています
その姿勢が好調の理由と言えそうです
ミス連発でも勝ち切る力
一方、ソフトバンクはこのシリーズでミスを連発しています特に甲子園球場の天然芝と土の環境に慣れないせいもあって、守備面で多くのミスが目立ちました
第3戦では、三塁手の栗原陵矢や捕手の海野のエラーが致命的な場面を作り出しました
しかし、山川の活躍によって、すべてを覆す力を見せつけています
ミスが勝負に影響しないはず
野球界では「ミスが出た方が負ける」という戒めの言葉が存在しますが、今回のソフトバンクの戦いはその逆を証明していますミスが続く中でも力で相手を押し切る姿勢は、王者の底力を感じさせます
この試合では、ソフトバンクが勝利を収めたものの、ミスが目立ちました。しかし、山川選手の活躍がそれを補う形となり、彼のパフォーマンスがチーム全体の士気を高めたとも言えるでしょう。特に彼の3試合連続本塁打は、相手に対する強いメッセージとなりました。
キーワード解説
- 日本シリーズとは? 日本のプロ野球における最高峰の試合で、各リーグの優勝チームが対戦する。
- 本塁打とは? バッターがボールを打ち、直接外野フェンスを越えて得点をすること。
- ストレートとは? ピッチャーが投げる最も基本的な球種で、直線的な軌道で来るため打者にとってわかりやすい。
- エラーとは? 守備側の選手がボール処理を誤ること。ミスを意味し、得点につながる原因となることが多い。

