DeNA中川颯、来季に向け先発・救援両方に意欲を示す
横須賀市内の2軍施設で契約更改交渉を行った横浜DeNAベイスターズの中川颯投手が、300万円増の年俸1900万円でサインしたことが報じられた今季は27試合に登板し、防御率1.93を記録したが、2度の登録抹消を経験し、9月以降は1軍の戦力として定着できなかった
中川は「全体的には全然納得いくシーズンではありませんでした
回跨ぎもできなかったので、(三浦)監督もすごく自分を使いづらかっただろうなと思います」と語り、反省の言葉を述べた
11月からはオーストラリアン・ベースボールリーグのブリスベン・バンディッツでプレーすることが決まり、武者修行に励む
今季は主に救援投手としての役割を果たしていたが、「豪州では先発希望を出して受け入れてくれたので、先発で長いイニングを投げる中で、火消しの場面、回跨ぎなどいろいろな場面を想定しながら、自分のパフォーマンスを出していくところにフォーカスしてやっていきたいと思います」という意気込みを見せた
また、来季に向けて「チームとしてはリーグ優勝と日本一を目指して、個人的には数字を掲げるとかではなく、先発でも火消しでも回跨ぎでも、どこでも投げる準備をします
1軍のマウンドで投げるありがたさなどを全て楽しんで、その上で勝利に貢献していきたいと思います」と目標を語った
新監督の相川亮二氏のもと、さらなる成長が期待される
中川颯投手の来季に向けた意気込みは素晴らしいものです。先発と救援の両面で貢献しようとする姿勢からは、選手としての成長を求めている姿勢が感じられます。プロ野球は特に競争が厳しいため、自分自身の役割を多角的に捉え、チームに貢献しようとする姿勢が重要です。
キーワード解説
- 回跨ぎとは? 救援投手が複数イニングを投げるため、試合の途中でマウンドに登板し、相手打者に対処すること。
- 火消しとは? 試合の流れを変えるため、ピンチの場面で登板し、失点を防ぐ役割を持つ投手のこと。
- オーストラリアン・ベースボールリーグとは? オーストラリアで開催されているプロ野球リーグで、海外での武者修行の場として選手にとって重要な役割を果たす。

