阪神大震災からの教訓を胸に、選抜高校野球大会に出場したOBたちが振り返る特別な思い出

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1995年に発生した阪神大震災から、30年の月日が経ちました

この記念すべき日を迎えるにあたり、選抜高校野球大会に出場した報徳学園高のOBたちが当時の思い出を語りました

震災による影響は大きく、出場校は様々な困難を乗り越えながら大会に臨みました

阪神大震災の影響と選抜高校野球大会の開催

阪神大震災は6434人の命を奪い、4万3792人が負傷するなど、地域に深刻な影響を与えました

そのため、1995年3月25日に甲子園で開幕した第67回選抜高校野球大会は特別な意味を持つ大会となりました

兵庫県からは育英、神港学園、報徳学園の3校が出場しました

OBたちの記憶

育英の主将だった阪神・藤本敦士1軍総合コーチや、神港学園の主将を務めた鶴岡一成さん、そして報徳学園の1番打者だった前田智章さんは、震災の影響を受けながらも大会に臨んだことを振り返ります

前田さんは実家が兵庫・丹波篠山市にあり、震災時は下宿先で激しい揺れに遭いました

不安と苦闘の日々

建物自体は無事だったものの、余震の恐怖から近くの小学校に避難して過ごさざるを得ませんでした

その後、授業再開後は毎朝早くから2時間かけて学校へ通いました

特別な経験がもたらしたもの
試合のために出場各校は宿舎からバスを使えず、電車で移動することを余儀なくされました

前田さんたちはJR甲子園口駅近くの旅館から自転車をこぎ、北海(北海道)との1回戦では逆転勝ちを収めました

この勝利は、彼らにとって大きな自信となったことでしょう

さらに、前田さんの長男は岐阜聖徳学園大で野球をしていますが、コロナ禍の影響で特に厳しい日々を送っています

それでも震災やコロナという困難な経験は、将来の糧になると前田さんは信じています

本記事では、阪神大震災を経験した選抜高校野球大会のOBたちが振り返る思い出と、その影響を見届けています。震災による苦しみを乗り越えた彼らの姿は、現在も多くの人々に勇気を与えています。
キーワード解説

  • 選抜高校野球大会とは? 高校野球の最高峰として毎年春に開催される大会で、全国から選ばれた高校が参加する。
  • 阪神大震災とは? 1995年に発生した大地震で、阪神地域に大きな被害をもたらし、数多くの命が失われた出来事。
  • 逆転勝ちとは? 試合の途中で劣勢から逆転して勝利を収めることを指し、スポーツにおいて非常に感動的な瞬間とされる。

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