阪神・近本光司、FA権行使を熟考中 未来を見据えた決断に注目

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◇SMBC日本シリーズ2025 第5戦 阪神2―3ソフトバンク(2025年10月30日 甲子園)阪神タイガースの近本光司外野手(30)が30日、国内フリーエージェント(FA)権の行使についての考えを明かした

近本選手は、今年の8月に取得条件を満たしたこの権利をどのように活用するかを熟考中であることを語り、多くの野球ファンやメディアの注目を集めた

近本選手は、「終わったばっかりなので、まだちゃんと考えていないし、考える時間もなかった

しっかり自分の意思で、残りの野球人生を主体的に決めていきたい」と述べ、自身のキャリアを主体的に構築していく姿勢を強調した

この試合では、近本選手は「1番・中堅」で出場し、自身のチームに貢献するプレーを見せた

特に、1―0で迎えた5回の無死一塁の場面では、適時打を放ち、得点をサポート

今シリーズでは全5試合で安打を放ち、23年第3戦から10試合連続安打の球団新記録を樹立するなど、打率・318と好調を維持している

また、日本シリーズの通算安打数は21安打となり、球団歴代2位の成績を収めた

レギュラーシーズンでも、近本選手は不動の1番打者として打率・279、32盗塁を記録

これにより、4年連続の盗塁王のタイトルを獲得し、19年の新人からは7年連続の打撃タイトルを獲得するまでに成長した

球界の事情に詳しい関係者によると、近本選手のFA権行使に対する交渉ラインは、5年総額20~25億円になると予測されており、阪神球団は大型契約を提示し、全力でその慰留に努める方針だ

阪神・近本選手のFA権行使に関する発言は、彼自身のキャリアの選択において重要なターニングポイントを示唆している。今後、彼がどのような決断をするのか、多くのファンが注目している。評価の高い打者であることから、他球団の獲得にも大きな影響を及ぼすと考えられる。
キーワード解説

  • フリーエージェント(FA)とは?:選手が自分の意志で新たなチームに移籍できる権利のことで、特定の条件を満たすことで取得できる。
  • 打率とは?:選手が打席に立って安打を記録した割合を示す数値で、チームや選手の打撃力を評価する重要な指標である。
  • 盗塁王とは?:シーズン中に最も多くの盗塁(塁を盗む行為)を成功させた選手に贈られるタイトルで、高い走力と技術を必要とする能力を示す。

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