徐投手は最速158キロの直球だけでなく、楽天の岸投手のようなしなやかなフォームを駆使し、スプリット、カーブ、スライダーといった多彩な変化球を投じる
彼は2019年のドラフトで1位指名を受け、味全に入団したが、1年目には右肘の手術によりシーズンをほぼ棒に振った
しかし、その翌年から徐投手は奪三振の数が投球回数を上回るなど、成長を見せている
特に2024年の台湾シリーズでは、その活躍が評価され、MVPを獲得するという栄誉に輝いた
現在、ソフトバンクの球団首脳陣は徐投手の視察を数回行い、獲得に向けた具体的な打診を進めている
徐投手は、29日に海外FA権を行使し、国内外の複数球団に争奪戦が予想されているが、ソフトバンクは3年総額で推定10億円に出来高を加えた大規模な複数年契約を提示することで、誠意を見せる考えだ
ソフトバンクが徐若熙投手に注目していることは、彼の投球スタイルや成績からも納得できる。特に、台湾シリーズでのMVP受賞は彼の実力を証明しており、このタイミングでの獲得はチームにとって大きなプラスになるだろう。多彩な球種を持つ投手がチームに加われば、来シーズンの競争力が一層高まるのではないか。
キーワード解説
- 日本シリーズとは?日本のプロ野球の年間チャンピオンを決定する大会です。
- 直球とは?投手が真っ直ぐに投げる球種で、速さが重要です。
- 奪三振とは?打者が三振でアウトになることを指し、投手の力を示す指標となります。
- MVPとは?最も価値のある選手に与えられる賞で、その選手の突出した成績が評価されます。

