巨人、秋季キャンプで機動力向上を目指し攻撃練習を実施

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 巨人は10月30日、ジャイアンツタウンスタジアムでの秋季キャンプの2日目を迎え、機動力を絡めた攻撃練習に励みました

阿部慎之助監督(46)は、メジャーリーグに挑戦する岡本和真内野手(29)がチームを離れる中、得点力の向上を模索していることを明らかにしました

機動力を重視した練習内容

 午前組の練習では一、三塁の場面を想定し、スクイズを含む多様な形での実戦的な攻撃練習が行われました

スクイズとは、一塁走者が走り出すのと同時に打者がボールをショートバントすることで、走者がホームに生還できるようにする戦術です

橋上オフェンスチーフコーチは、「一番攻撃のバリエーションが多いのが一、三塁の状況だから、この練習を行いました」と説明しました

岡本不在の影響とチームの一体感

 阿部監督は、「(岡本)和真がいなくなるのは痛手ですが、だからこそチームが一丸となるチャンスです」と語り、チーム全体の結束力を高める必要性を強調しました

特に今年はエンドランなどの作戦面での失敗が目立ったため、状況判断や小技を駆使して得点力を向上させることが課題となっています

練習の質を求める本気の姿勢

 阿部監督は、練習量を重視しながらもその質を求める姿勢を崩さず、実りの秋にすることを目指しています

チームのベテランを中心に、若手選手も積極的に技術向上に努め、来シーズンに向けての備えを進めています

巨人の秋季キャンプでの機動力向上の取り組みは、岡本選手の不在という危機を逆手に取ったポジティブな発想とも言えます。多様な攻撃戦術を練習することで、チーム全体の結束力や技術向上に繋がる可能性があります。
キーワード解説

  • 攻撃練習とは?:実際の試合に近い状況で行う練習で、選手がさまざまな戦術を駆使して得点を狙います。
  • スクイズとは?:一塁走者が走り出し、打者がバントをすることで走者がホームに生還する戦術です。
  • エンドランとは?:走者がスタートを切り、打者がバントやヒットを狙う戦術で、走者が進塁することを目的としています。

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