及川雅貴の成長を証明するピッチング、シリーズでの活躍が際立つ
2025年10月30日に行われたSMBC日本シリーズ第5戦において、阪神タイガースは福岡ソフトバンクホークスに惜しくも2-3で敗れましたこの試合で注目を浴びたのは、阪神の若手投手・及川雅貴選手です
今季は66試合に登板し、52ホールドを記録、防御率は驚異の0.87という数字を残しました
試合は7回に進み、及川選手は2-0のリードを守るためにマウンドに上がりました
先頭の柳町達選手にセンター前ヒットを打たれるも、続く山川穂高選手を中飛、栗原陵矢選手に対しては3ボール1ストライクからカットボールを投げ、見事に三ゴロに打ち取ります
解説を務めた山本昌氏は、「まだ落ち着かない面はあるが、3ボールのカウントでも自信を持ってストライク勝負ができるようになった点が成長」と評価しました
過去には緊張から四球を出す場面も多かった及川選手ですが、今や勝負をかけることができるようになりました
しかし、2アウト後に野村勇選手に四球を与え一、二塁とピンチを招きます
ここで横浜高の先輩である代打・近藤健介選手との対戦が待ち受けていましたが、及川選手は144キロのストレートを見逃し三振に仕留め、ピンチを脱します
山本氏は「普通のピッチャーならここで四球を出すところ、あの際どいところにストレートを投げたのは見事」と大絶賛し、及川選手の成長を改めて実感させるプレーとなりました
今季の及川選手の進化に多くのファンが期待を寄せる中、日本シリーズの今後の展開に興味が集まります
及川雅貴選手のピッチングは、特に若手選手に対する期待を裏切らないものでした。成長の証として、ストライクを投げられる場面が多く見られ、これまでは四球に苦しんでいた彼が、堂々と勝負できるようになったのは大きな進歩です。今後が楽しみです。
キーワード解説
- ホールドとは？：ホールドは、リリーフピッチャーが試合中にチームのリードを守り切ることで記録されるもので、特に終盤の重要な局面でのプレーを評価する指標です。
- カットボールとは？：カットボールは、通常のストレートよりもわずかに横に曲がる投球で、打者にとっては意表を突く球種として使用されます。特に打者のバットに当たりにくくする効果があります。
- 防御率とは？：防御率は、投手が走者をアウトにする能力を示す指標で、1試合あたり何点失うかを計算したものです。この数字が低いほど投手のパフォーマンスが良いとされます。
