現在のZOZOマリンスタジアムから約1キロ北に位置する幕張メッセ駐車場が新しい場所となります
このエリアは、幕張メッセを訪れる多くの来場者やロッテ戦の日には数多くのファンが利用する重要な場所です
千葉市は今年5月に新球場整備の基本的な案を公表しました
当初は予算の都合から屋外型スタジアムの建設を想定していましたが、パブリックコメント（意見公募）では屋内型や開閉式屋根付きの球場を求める多くの声が寄せられました
これを受けて、千葉市は9月に再度発表した案の中で「民間事業者の投資により、ドーム化の可能性を排除しているわけではない」という方針を示しました
現在のZOZOマリンスタジアムは、1988年に竣工されてから35年が経過しており、雨漏りや腐食が目立つようになっています
また、天候不順によって試合が中止になることもしばしばあり、シーズン終盤には試合が詰まる傾向があります
ロッテ選手や関係者からも、夏季の高温や特有の風がストレス要因となっていることが指摘されており、ある選手は「屋根が付くのなら、ぜひ実現してほしい」と語っています
千葉市は新球場のコンセプトとして「365日楽しめるスタジアム」を掲げています
例として、2023年に開業した日本ハムの本拠地エスコンフィールド北海道があります
この球場は試合がない日でも入場できるようになっており、サウナや宿泊施設など多機能を兼ね備えています
千葉市はこれを参考にし、日常的に人々が集まる場所としての球場整備を目指しています
新球場は幕張新都心エリアに位置し、ロッテの試合がない日でもイベントや家族連れで賑わうことが期待されています
このような新しいスタジアムが日常的に開かれた施設となれば、多くの新しいファン層を獲得する可能性があるでしょう
ロッテの新しい本拠地球場の計画は、ファンのニーズを反映したものとして注目されています。特に、屋内型スタジアムやドーム化に対する需要が高まっているのは、天候による試合の中止や選手のパフォーマンスへの影響が大きいからです。新球場が実現すれば、さまざまなイベントが開催できる「365日楽しめるスタジアム」として、多くの人に愛される施設になることでしょう。
キーワード解説
- パブリックコメントとは？市民の意見を募集し、その反応を元に政策案を調整する手続きのことです。
- 屋内型スタジアムとは？「ドーム」とも呼ばれ、屋根に覆われたスタジアムで、天候に左右されずに試合を行える施設です。
- ドーム化とは？スタジアムに屋根をつけることで、雨や風から選手や観客を守ることを意味します。
- 基本的な案とは？新しい計画や事業の骨組みや方向性を示すもので、具体的な実施内容に入る前の段階を指します。
