阪神、才木浩人の米大リーグ挑戦をポスティングシステムで認めず

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
プロ野球の阪神タイガースは31日、26歳の才木浩人投手の今オフのポスティングシステムを利用した米大リーグへの挑戦を認めないことを発表した

球団の竹内孝行副本部長は、レギュラーシーズン終了後に才木の代理人に対し、容認しない旨を伝えたと明らかにした

ポスティングシステムとは?

ポスティングシステムは、日本のプロ野球選手がメジャーリーグに移籍する際に使用される仕組みで、選手の所属球団がメジャーリーグ球団に対して交渉権を売却するものです

選手は、このシステムを経て、米球団と独自に契約を結ぶことができます

今回、才木は海外フリーエージェント権を取得していないため、ポスティングシステムの利用には球団の同意が必要となります

才能ある投手の現状と過去の成績

才木投手は兵庫・須磨翔風高校から2017年にドラフト3位で阪神に入団し、今シーズンは2年連続で2桁勝利を達成し、12勝をマークしただけでなく、最優秀防御率のタイトルも獲得した

しかし、2020年に受けたトミー・ジョン手術の影響により、過去2シーズンは1軍での登板がなく、プロ入り9年目にして投球回数は590回3分の1にとどまっています

球団の判断と監督の意向

竹内副本部長はポスティングを認めない決定について詳細は避けつつも、藤川球児監督の意向がどの程度関与しているかについても触れることは控えた

今回の決定は球団フロントの判断によるものとのことであり、選手の将来に関する重要な決定がなされた

今後の才木投手の展望
今後、才木投手は球団に留まることとなり、来シーズンに向けた準備を進めていくことになる

選手としての成長を期待される才能豊かな投手だけに、来シーズンの活躍が注目される

才木浩人投手のポスティングシステムを利用した米大リーグ挑戦が認められなかったことは、球団の方針や監督の意向が反映された結果である。今季の活躍を考えると、将来の挑戦の可能性が閉ざされたことは残念であるが、来シーズンのパフォーマンスが更なるチャンスに繋がることを期待したい。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?選手が日本から米大リーグに移籍する際の交渉権を球団が販売する仕組み。
  • トミー・ジョン手術とは?肘の靭帯を修復する手術で、投手に多い。
  • 最優秀防御率とは?シーズン中の防御率が最も優れた投手に与えられるタイトル。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。