スポーツニッポン本紙の取材に対し、彼は「野球めちゃくちゃ楽しかったです
西武、日本ハム、楽天の球団関係者、全てのファンの皆様に感謝です」と清々しい笑顔を見せた
プロ入りからの足跡
山田は佐賀工から、2014年のドラフトで5位指名を受けて西武に入団した彼は2018年9月19日の日本ハム戦にて「8番・三塁」でプロ初先発出場を果たし、4回に堀からプロ初安打となる2ランホームランを打った
その際、彼は敬愛する松田宣浩(元ソフトバンク)の「熱男」をアレンジした「獅子男」のパフォーマンスを披露し、ファンの心を掴んだ
トレードと後の活躍
2023年にトレードで日本ハムに移籍した後、昨年には育成選手として楽天に加入し、開幕前に正式に支配下登録された彼は内野の全ポジションを守れるユーティリティプレーヤーとして25試合に出場したが、今季は1軍出場がなかった
逆境を乗り越えた選手生活
山田選手は先天性難聴で右耳が全く聞こえないというハンディを抱えながらもプロ11年間を全うした彼は練習や試合を通じて、周囲に声を大にして元気を分け与えるムードメーカーとして知られていた
引退の決断を下した29歳は、「小さい時から野球を教えてくれた父親、朝早くからご飯を作ってくれたり、ユニホームを洗ってくれた母親
本当に両親の支えなしにここまでこれませんでした」と両親への感謝の気持ちを述べた
今後の展望
現役引退後の具体的な進路については未定だが、彼はすでにトークショーや野球教室の依頼が多数寄せられているという通算成績は252試合で64安打、1本塁打、31打点、打率・196と、数字よりも多くのファンに愛された存在であった
「記録よりも記憶に残る元気印が、第二の人生も熱く駆け抜ける」との言葉から、彼が心からの感謝で満たされた選手生活を送ったことが伝わってくる
山田内野手の引退は、多くのファンにとって悲しいニュースですが、彼の前向きな姿勢と家族への感謝の言葉は感動的です。逆境を乘り越えた彼の道のりは、今後も多くの人々に勇気を与えるでしょう。
キーワード解説
- ユーティリティプレーヤーとは? 選手が複数のポジションを守れることを指し、チームにとっては非常に貴重な存在です。
- 先天性難聴とは? 生まれつき耳が聞こえない状態を指し、様々な日常生活やスポーツに影響を及ぼします。
- トレードとは? プロのスポーツチーム間で選手を交換することを指し、チーム戦力の強化や選手のキャリアを助ける目的で行われます。

