この会議は、各球団が将来性のある選手を獲得するために行われるもので、指名が若手選手のキャリアにとって重要な転機となる
指名選手とその成長
阪神から5位指名を受けた能登嵩都投手(24)は、桐蔭横浜大学時代にはリーグ戦でわずか3試合の登板に留まったが、見事に成長を遂げて球団初の投手支配下指名を受けた彼の成長を支えたのは、野間口貴彦チームディレクター兼ヘッドコーチ(42)であり、経歴を振り返ると、野間口コーチは巨人時代に彼の才能を見初めていた
ドラフト指名の喜びと期待
新潟市内の会見場は、ドラフト指名のニュースに沸く中、野間口コーチは感慨に浸る姿を見せた「僕自身もホッとした気持ちです」と語り、指名を受けた3選手の将来に期待を寄せた
特に能登に対しては特別な思いがあるようで、「彼にとっていい2年間だった」と振り返った
能登の進化と苦労
能登選手は今季、12勝、102奪三振、防御率2.60、勝率・750と素晴らしい成績を残しており、リーグトップの成績を収めた野間口コーチは、「まさかこういう最終幕とは…」と驚きを隠せなかった
能登は自ら感謝の意を表し、「厳しかったけど野間口さんを信じてやってこられた結果
感謝しかない」とコメントを寄せた
結びつきと運命の日
野間口コーチは、「新潟を巣立っていった選手たちが、1軍の舞台で対戦してくれたらうれしい」と感慨深く思いを述べたドラフト会議は、選手たちの未来が大きく変わる瞬間であり、まさに“運命の日”と呼ばれる所以である
- 能登嵩都(のと・しゅうと)
- 2001年9月29日生まれ、北海道出身
身長1メートル84、体重88キロの右投げ右打ち
神居小学校から野球を始め、高校時代には甲子園に出場
桐蔭横浜大学では通算3試合に登板し、2024年にオイシックスに入団
キーワード解説
- ドラフト会議とは?プロ野球の各球団が将来有望な選手を獲得するために開催する重要なイベントです。
- 支配下指名とは?プロ野球において、選手が正式に契約し、所属するチームに加わることを意味します。
- 防御率とは?投手が投げたイニング数に対して、許した自責点がどれだけかを示す指標で、数字が低いほど優秀な投手とされます。

