ソフトバンク、台湾プロ野球の徐若熙投手との極秘交渉を実施
福岡ソフトバンクホークスが、今オフに獲得を目指している台湾プロ野球の味全チームに所属する徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25)との接触を行ったことが、5日に明らかとなったこの交渉は、徐選手側がおそらく来日し、福岡市内で極秘に進められたものと思われている
ソフトバンクは、6日には本拠地の「みずほペイペイドーム」と福岡県筑後市にあるファーム施設を徐選手に見学してもらい、自球団の充実した環境をアピールする計画を立てている
徐選手は今季終了後に海外フリーエージェント(FA)権を行使する意向を示しており、日米の数多くの球団が彼に興味を持っている
これにより、徐選手の獲得を巡っては激しい争奪戦が予想される
ソフトバンクは、他球団に先駆けて接触を行い、先手を打った形だ
右腕投手の徐は、最速158キロの速球を投げる才能を持っており、2020年のドラフトで味全に入団したが、初年度は右肘の手術を受けるなど、怪我により厳しい状況が続いていた
しかし、プロ4年目となる今季には、台湾シリーズ優勝に貢献し、最優秀選手(MVP)を獲得するなど、能力を大いに発揮した
今季の成績は、19試合で5勝7敗、防御率は2.05という素晴らしい数字だ
特に奪三振率が高く、114イニングで120奪三振を記録しており、投球回数を上回る三振を奪っている
ソフトバンクは、何度も現地で視察を行った永井智浩編成育成本部長兼スカウト部長からも高評価を受けている
「球には切れがあり、変化球もまとまっている
来季、ローテーションに入れる実力を持っているが、体力的な面が今後の課題である」と述べた
さらに、今季2年連続で最優秀防御率のタイトルを獲得したエースのモイネロが国内FA権を取得したため、来季は日本人選手扱いとなる状況もあり、徐選手獲得への追い風となっている
ソフトバンクが台湾の徐若熙投手との接触を行い、他球団に先駆けて獲得に動き出したことは、非常に興味深いニュースです。特に、徐選手が高い奪三振率を持ち、台湾での実績を考えると、彼をチームに加えることができれば、投手陣の強化に大きく寄与する可能性があります。今後の選手の動向に注目が集まります。
キーワード解説
- フリーエージェント(FA)権とは?選手が契約満了後に他の球団と交渉できる権利のことを指します。この権利を行使することで、選手は新しいチームでプレーするチャンスを得ます。
- 奪三振率とは?投手が投げたイニングに対して何三振を奪ったかを示す指標です。高い奪三振率は、投手の制球力や球威が良いことを示しています。
- ローテーションとは?プロ野球において、投手が登板する順番のことのことです。通常、5人の先発投手が交代で登板します。

