達川光男氏が語る高校時代と東洋大学進学の背景
元広島東洋カープの名捕手として知られる達川光男氏が、1970年代の高校時代と大学進学について興味深いエピソードを語った広島商業高校での成功を経て、1974年に東洋大学に進学した達川氏は、当時プロ野球からの注目があったことを振り返っている
1973年、達川氏は広島商業高校の正捕手として甲子園で春季準優勝、夏季優勝に貢献した
その結果、プロ野球の複数球団から興味を持たれていたものの、彼自身はその詳細を知らずに大学への道を選択した
「もし知っていたら、プロを目指したかもしれない」と思いを語った
達川氏は、甲子園優勝後の高校時代に関する思い出を振り返る中で、部長先生からの教えを紹介した
夏に優勝した際には、甲子園の土を持ち帰ることの重要性について意見を交わしたという
「甲子園は我々のホームグラウンドだ」との言葉に、彼は笑いながら反応した
また、高校時代には「大学に行け」とのアドバイスを受けていたことが、進学に影響を与えたようだ
「パ・リーグ6球団が高校に来ていたが、その際は部長に断った」と達川氏は語る
彼はプロに進む可能性について知らされることはなかったものの、当時の時代背景を理解し、東洋大学での経験が自分の成長に寄与したと話している
さらに、達川氏は「東洋大学での時間が、より良い選手になるための貴重な時間だった」と強調した
達川光男氏の話からは、選手の進路選択に対する当時の文化や、甲子園という特別な舞台の意味を感じ取ることができる。彼がプロからの声を知らなかったことには、時代背景が影響している。学生たちが進路選択に向けて情報を得る重要性が改めて浮き彫りとなった。
キーワード解説
- ゴールデン・グラブ賞とは？：優れた守備を示した野球選手に贈られる賞で、毎年各ポジションごとに選ばれます。
- 甲子園とは？：日本の高校野球選手権大会が行われる球場のことで、高校野球界の聖地とされています。
- プロ野球とは？：日本のプロフェッショナル野球リーグで、全国の球団が参加しています。
