有原航平、ピッチャー論と二面性を語る

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本格派か、技巧派か

この問いに悩むファンは多い

ソフトバンク・有原航平投手は、今季14勝を挙げ、2年連続で最多勝を獲得した実績を持つ

しかし、彼は派手さを嫌い、結果で語るタイプの選手であり、メディアに考えや想いを明かすことがほとんどない

そんな中、有原が「Full-Count」のインタビューに応じ、ピッチング論を率直に語った

ピッチングスタイルと球種の多様性

有原は190センチ、100キロの体格を持ち、ピンチになると150キロを超えるストレートを投げる

しかし、平常時はカーブやスライダーを巧みに織り交ぜ、カウントを整えることに重きを置く

その投球スタイルは、カットボールやツーシームを駆使して内野ゴロを奪うことが特徴だ

さらに、追い込んだ際には、フォークやチェンジアップといった縦の変化球で魅せる

彼の直球は全体の20%ほどであり、そのことが「本格派」と呼ぶには道理があるものの、技巧派とも言えない非常にユニークなスタイルを築き上げている

「二面性」という個性

有原の個性を象徴する言葉は「二面性」である

生命線となるツーシームは、2019年から彼の代名詞となり、試合の流れをコントロールするのに役立てている

自身のスタイルを柔軟に切り替えることで、相手に予測をさせず、優位に試合を進める能力も彼の強みといえる

更に、彼は感情のコントロールができる選手であり、試合では気迫を見せつつ、普段は温厚で実直な性格を持つ

チームへの影響力

有原は自身の登板日にチームの雰囲気を大きく変える選手である

彼の存在が、チームメイトに「有原を勝たせよう」と自然に思わせる環境を作り出している

試合の重要性に応じて感情を切り替え、責任感を持つ姿勢が、チーム全体に好影響を与えている

これこそが、真のエースとして必要な素質であると言える

有原航平選手のインタビューを通じて、彼のピッチングスタイルや二面性について知ることができました。強力なストレートに加え、巧みにコンビネーションを使い分けるその戦略は多くのファンに魅力を与えています。毎試合全力で挑む姿勢は、チームにも良い影響を与えていると言えるでしょう。
キーワード解説

  • 技巧派とは?
  • ストレートとは?
  • ツーシームとは?

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