楽天イーグルスに5位指名された伊藤大晟投手の夢と意気込み
プロ野球のドラフト会議が開催され、楽天イーグルスが5位指名した大分県中津市出身の伊藤大晟(たいせい)投手(18)が4日、中津市役所を訪れ、プロ入りの喜びを報告しました伊藤投手は自身の将来の目標として「勝利に貢献できる投手になりたい」と述べ、特に大リーグのサンディエゴ・パドレスで活躍する松井裕樹投手を超えたいと抱負を語りました
伊藤投手は、父親の影響で小学4年生から地元の軟式野球チームで野球を始めました
中学校では地域の硬式クラブチーム「京築ボーイズ」に所属し、1年生で九州大会に出場
中学3年生の時には球速134キロを記録し、将来を期待される投手として成長を遂げました
京築ボーイズの進林和也監督は、伊藤投手の無口な性格の裏にある熱意を語り、「厳しいプロの世界で長く活躍できるように頑張ってほしい」とエールを送っています
高校は先輩からの誘いでれいめい高校へ進学
今夏の鹿児島大会ではエースとしてチームを導き、ノーシードから準優勝まで勝ち上がりましたが、甲子園出場には届きませんでした
伊藤投手の球速は140キロ台後半に達し、その成長は父親の吉博さんも喜びを隠しきれない様子でした
「ボールを受けると怖いほど」と話す吉博さんは、息子の変化球の成長も期待しています
身長174センチ、体重76キロの伊藤投手は、力強いストレートと切れの良いスライダーを持ち味とし、「コーナーをついていくことを心がけたい」と述べました
好きな言葉は「心は熱く、頭は冷静に」
試合中もこの言葉を心に刻み、冷静にプレーする姿勢を大切にしています
現在の目標は「1軍に昇格してどんどん投げること」、そして「怪我をしない体作りを第一に」と冷静に闘志を燃やしています
最後に、伊藤投手はクラブチームの後輩や野球をする子どもたちに向けて、「目標を定めて一日一日を大切にすれば、夢に近づける」と励ましの言葉をかけました
伊藤大晟投手は楽天イーグルスに5位指名され、将来の夢を語る姿は非常に印象的です。彼の成長過程や、家族や指導者からのサポートがあったことが彼の素晴らしい成績を支えていることがわかります。伊藤投手が今後どのようにプロ野球で活躍し、どんな成長を遂げるか楽しみです。
キーワード解説
- ドラフト会議とは?プロ野球選手がチームに指名されるイベントで、毎年行われます。
- エースとは?チームで最も信頼されている投手で、通常、先発登板を任されます。
- ストレートとは?直球のことを指し、特に速さが重要な投球です。
- スライダーとは?横に曲がる変化球で、打者にとって打ちにくい球です。

