阪神タイガース、震災の犠牲者に黙とうを捧げる

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阪神タイガースは2025年1月17日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場において、震災の犠牲者に対して黙とうをささげる厳粛な儀式を行いました

球団幹部や選手、スタッフなど約60人が集まり、半旗が掲げられた球団旗のもとで静かに祈りを捧げました

この式典には、新人合同自主トレーニングに参加しているルーキーたちも参加し、特に奈良県出身のドラフト1位選手である伊原陵人投手(24=NTT西日本)は目を閉じて静かに黙とうしました

過去の震災を振り返り、粟井一夫球団社長(60)は「多くのことを思い起こして、自分にできることを考える節目の日です

自然には勝てない部分もありますが、皆さんは本当に努力して復旧や復興を進めてこられました」と回顧の意を述べました

阪神電鉄本社のレジャー事業部で、震災後に復興活動に従事してきた彼は、「地域の変化や人々の表情を直接見てきたことが今の仕事にも繋がっています

ファンに喜んでもらうために、常に応援されるように努めたい」と語りました

兵庫県をフランチャイズとするプロスポーツチームとして、阪神タイガースは設立31年目を迎え、これからもそのスタンスを大切にしていく意向を示しました

鈴木社長は「阪神タイガースには、過去の出来事を発信する役割があると思っています

黙とうなどを通じて、震災を思い出していただくきっかけになれば」と意義を語りました

この鳴尾浜球場は1994年秋にオープンし、震災の直前にあたっていました

今春のキャンプ終了後に兵庫県尼崎市に全面移転するため、鳴尾浜での黙とうはちょうど30年で一つの幕を閉じる形となります

今回の阪神タイガースの黙とうは、震災の記憶を忘れず、地域とのつながりを意識する大切な時間でした。特に、若手選手たちにとっては、先輩たちの思いや考えを学ぶ貴重な機会となったでしょう。球団の今後の活躍に期待したいと思います。
キーワード解説

  • 黙とうとは? 黙とうは、故人を悼むために行われる沈黙のことで、一般的には数分間、静かに気持ちを捧げます。
  • フランチャイズとは? フランチャイズは、球団や企業が特定の地域での活動を行う権利を持つことを指し、地域のファンと特別な関係を築く重要な役割を果たします。

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