巨人、秋季キャンプで機動力野球を確認する紅白戦を実施

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◆紅白戦 白組1―3紅組(8日・Gタウン) 読売ジャイアンツは8日、秋季キャンプの一環として若手選手主体の紅白戦を行った

この試合では、今季の反省点を踏まえた「機動力」の向上を目指すメニューが取り入れられた

秋季キャンプは、選手たちがシーズンを通して得た教訓を生かし、次シーズンに向けて体力や戦術を向上させる貴重な機会である

この日の紅白戦では、盗塁、重盗(同時に2人が盗塁をする戦術)、バント、ヒットエンドラン(安打により走者が進塁する作戦)、バスターエンドラン(バントを仕掛けつつ走者が進塁する作戦)、ランエンドヒット(走者が盗塁のタイミングでヒットを試みる作戦)など、機動力を活かした攻撃が展開された

両チームを合わせて7イニングで計7盗塁、3犠打が記録され、機動力野球の重要性を示した

試合を見守った石井琢朗新2軍監督は、「1点をどうやって取るかが重要

そうすることで打線が活きて得点力に結びつく

その意味で今試合は良い教材となった」と評価し、この取り組みの意義を強調した

石井監督は、現役引退後、広島、ヤクルト、巨人、DeNAで指導者としてのキャリアを積んできた

彼は「野球は点取りゲームであり、打つだけではなく様々なシチュエーションで得点する手段がある

それを選手全員が考えられるようになることが重要だ」とし、勝利への過程に重きを置く姿勢を示した

今回の紅白戦では、選手たちの機動力を活かした攻撃が目立ち、今後のシーズンへの期待感を高める内容となった。石井監督の指導方針が浸透し、選手たちが自ら得点を狙う姿勢が見られたことで、来季に向けた希望が感じられる。こうした取り組みがチームの強化につながることを期待したい。
キーワード解説

  • 機動力とは?:野球において機動力は、選手が迅速に行動する能力のことを指し、特に盗塁や素早い進塁などのプレイスタイルを重視することに関わる。
  • 紅白戦とは?:野球において紅白戦は、チームを二つに分けて行う練習試合であり、選手間の競争を促しながらチーム全体の戦力を確認する際に用いられる。
  • バントとは?:バントは、バットの面を使ってボールを一時的に抑えつけ、投手の投球を妨げながら進塁を狙う戦術である。
  • 盗塁とは?:盗塁は、打者が打っている間に走者が次の塁に進むことを指し、相手チームにプレッシャーをかけるテクニックの一つである。

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