自身の最高球速は148キロであるものの、今シーズンは直球の球速が140キロ前後に留まっており、その改善を目指して高知キャンプでのフォーム矯正に着手した
フォーム矯正と特別ドリル
佐藤投手は、身長190センチの体を十分に活かせていないと感じ、「真っすぐが弱い」という自己評価を持っていた岸田監督と厚沢投手コーチの指導のもと、特別なドリルを取り入れながら、体の出力を向上させるための訓練に取り組んでいる
正しい重心の位置の理解
投球時の重心の位置に関する指導を受けた佐藤は、通常フォームで50球を投げた後、ステップを踏んでの投球練習へ移行した「投げる方向に体が流れてしまっている」と自身の課題を認識し、助走を取り入れた結果、球速145キロを記録した
この挑戦により、「力の伝わるフォームであれば球速は出る」と自信を深めている
目指すは150キロ以上
「やるからには150キロ以上を目指したい」と意気込む佐藤投手に対し、岸田監督も「本人も出力に悩んでいたようで、今取り組んでくれている」と期待を寄せた昨季ウエスタンリーグで10勝を挙げて最多勝に輝いたものの、1軍では3試合で1勝1敗と不本意な結果が続いており、「2軍で何勝したって関係ない」と1軍ローテ入りを目指してさらなる鍛錬を続けている
選手プロフィール
- 名前
- 佐藤 一磨(さとう・かずま)
- 生年月日
- 2001年4月16日
- 出身地
- 神奈川県
- 身長・体重
- 190センチ・97キロ
- ポジション
- 左投左打
- 年俸
- 900万円(今季推定)
キーワード解説
- フォーム矯正とは?投手が投球時の体の使い方を見直すことで、パフォーマンスを向上させることを意味します。
- ボールの出力とは?投球時に投手が利用する体力や力のことを指し、これが高まることでボールの球速が向上します。
- 重心とは?体がバランスを保つための中心地点のことで、ここが正しく設定されることで効果的に力を伝えられます。

