広島の矢野内野手、契約改定で年俸4800万円に。打撃不振からの復活を誓う

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広島東洋カープの内野手、矢野雅哉選手が11月9日、秋季キャンプ地の宮崎・日南市で契約更改交渉を行い、500万円ダウンの年俸4800万円でサインしました

昨シーズンにはゴールデン・グラブ賞を受賞し、注目を集めましたが、今シーズンは打率2割8厘と低迷し、スタメン出場85試合のうち、8月以降はわずか10試合にとどまりました

矢野選手の苦悩と今後の展望

契約更改後、矢野選手は球団から「打撃に専念するように言われた」と明かしました

守備や走塁に関しては何も変えず、打撃力の向上に重点を置くよう指示を受けたことが彼の現状を反映しています

特に、打撃不振に陥った原因として「戻るべきところがなかった」と語り、シーズンを通じて苦しんだことを伺わせました

自身の成績向上に向けた取り組み

オフシーズンには、フォームを再構築するために、フェニックス・リーグにチーム最年長メンバーとして参加しており、見直しを行っています

矢野選手は「結果を残すことに焦りすぎていた」と反省しながらも、来季に向けた決意を新たにしています

「ショートにこだわるが、まずは打席に立って結果を残さないとチャンスはつかめない」と、強い意志を示しました

合同自主トレと個人トレーニング

来年1月には、菊池選手との合同自主トレを予定していますが、12月は一人でのトレーニングに取り組む意向を表明しています

「周りに影響されない環境を整え、自分自身を見つめ直したい」と語り、自己成長への期待と計画を明らかにしました

目指すべき目標
打撃成績に関しては「最低2割5分を打たなければ」と新たなノルマを設定しており、さらなる向上を目指しています

「調子次第では2割6分、7分も目指す」と、自身に厳しい目標を課していることが伺えます

矢野選手の契約改定は、彼の今後のキャリアにおける重要なターニングポイントとなるでしょう。打撃不振を乗り越え、再びレギュラーとして活躍するための努力や意欲が感じられます。また、個人トレーニングに取り組む姿勢からは、自己成長への強い意志が窺えます。来季の復活に期待が寄せられます。
キーワード解説

  • ゴールデン・グラブ賞とは?:これはプロ野球における守備の名手を表彰する賞で、毎年その年の最優秀守備選手が選ばれます。
  • 打率とは?:打率は、選手が現時点で何回打席に立ち、そのうち何回ヒットを打ったかを示す数字で、選手の打撃力を評価する基準の一つです。
  • フェニックス・リーグとは?:日本のプロ野球の若手選手にとっての秋季リーグ戦で、実力を試す重要な機会とされています。

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