阪神・熊谷選手、打力向上を誓う誕生日の決意

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 阪神タイガースの内野手、熊谷敬宥選手が現地時間の10日に30歳の誕生日を迎えるにあたり、オフシーズンに打力向上をテーマにした自己鍛錬に取り組むことを誓いました

彼は9日に練習の合間にリラックスした表情を見せつつ、過去のシーズンでの苦戦を振り返りました

 熊谷選手は、9月7日の広島戦(甲子園球場)での勝利により、阪神がリーグ優勝を果たす中、打撃面での課題を痛感していました

「圧倒的にバッティングのコンタクト率が下がった」と彼は語ります

コンタクト率とは、打球がバットに当たる確率のことで、これが低いとヒットが減少し、選手の成績に大きな影響を及ぼします

 熊谷選手は、10日から始まる対DeNA戦からの13試合で8試合に先発出場しましたが、31打数3安打、打率・0.097という結果に終わり、アピールの機会を活かせませんでした

彼は「今は打つことが課題

この秋は自分のためにやりたい」と強い決意を示しました

 今シーズンは自己最多の85試合に出場し、遊撃、三塁、中堅、左翼で37試合に先発出場しましたが、定位置を奪うことができず、心身の疲労も蓄積しているという現実にも苦しんでいます

「振る力、守る力、試合に出る力をもっと身につけたい」と打撃力の向上に意欲的です

 この日の練習では、室内でセンター返しを意識した打撃練習に取り組み、「ミートまでの感覚を良くしていきたい」と述べ、基本的な打撃技術の向上を目指して励んでいます

10日には安芸での秋季キャンプにも参加予定で、打力にこだわる充実したオフを過ごす意向です

熊谷選手がオフシーズンに打力向上を誓ったことは、選手個人の成長を促す重要なステップと言えるでしょう。彼の決意は、チーム全体の士気にも良い影響を与えると期待されます。技術向上は簡単ではありませんが、彼が誇るポジティブな姿勢は、成果をもたらす切っ掛けになるかもしれません。
キーワード解説

  • コンタクト率とは?打球がバットに当たる確率を示す指標で、選手のヒット数に大きく影響します。

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