ソフトバンク・東浜巨投手がFA権を行使、次のステップへ
ソフトバンクホークスの東浜巨投手(35)は、2025年11月9日に国内フリーエージェント(FA)権の行使を明らかにしました福岡市内の球団事務所にて、申請書類を提出した彼は、取材に応じ「緊張していますね
自分がこういう風に権利を使うことも想像できていなかったので」と述べました
FA権とは?
国内FA権とは、プロ野球選手が一定の年数チームに在籍した場合に、他の球団への移籍を希望する際に行使できる権利ですこれにより選手は自由に移籍できる可能性が広がります
契約の背景と状況
東浜投手は2023年からの3年契約が今季で満了し、球団からは来季も契約の意向が伝えられたものの、出場機会を重視しFA権を行使することを決断しました「ホークス(一筋)でやって来たし、本当にぎりぎりまで悩みました
出場機会の向上が最も大きな理由です」と説明しました
過去の成績と今季の状況
2013年のドラフト1位で入団した東浜投手は、2017年に自己最多の16勝を挙げ、最多勝タイトルを獲得しましたが、昨季は11試合(3勝2敗)、今季は7試合(4勝2敗)と出場機会は限られていました今季の防御率は2.51と良好で、2軍でも13試合で7勝を挙げるなど、その実力をアピールしています
競争心と今後の展望
「肩、肘、体とどこも元気まだまだ第一線でいっぱい投げていきたい」という強い意志を持つ彼は、他球団への移籍についても前向きに考えています
「競争に勝ち抜かないとその(先発)ポジションはないと思っている」と述べ、ゼロからのスタートの覚悟を持っています
今季の推定年俸は1億5000万円で、FA権の行使はBランクと見なされ、移籍には補償が発生しますが、彼はこの挑戦に対する強い覚悟を持っていると語っています
プロキャリアの分岐点に立つ東浜選手の今後が注目されます
今回の東浜選手のFA権行使は、彼が出場機会をどう確保するかに焦点を当てた重要な決断です。プロ野球界では選手の市場価値が高まる中、彼の今後の動きが注目されます。若手選手の台頭が進む中で、経験豊富な投手がどのように自己のキャリアを切り開いていくのか、ファンとして非常に興味深いところです。
キーワード解説
- フリーエージェント(FA)とは?選手が一定の年数チームに在籍することで、他の球団に移籍できる権利を持つことを指します。
- 契約とは?プロ選手と球団が締結する、プレーの対価として年俸などを定めた合意のことです。
- 防御率とは?投手のパフォーマンスを示す指標で、与えた得点を投球回数で割った数値で、数字が低いほど良いとされます。

