ポスティングシステムとは、NPB（日本プロ野球）に所属する選手が米大リーグに移籍するための手続きで、基本的には球団が選手の移籍を認めるものであり、選手は米球団と交渉することができるようになります
この日、今井選手は埼玉県所沢市の球団施設で広池浩司球団本部長と面談し、今後の方針について話し合いました
面談後、今井選手は報道陣に対し、「本当に悩み抜いた末に、こういう決断を容認していただいたことに、すごく感謝しています」と述べ、米球界へ挑戦する意欲を表明しました
そして「実際に向こうの球団と話を直接聞かないと実感がわかない部分もありますが、今までお世話になった人にお返しできるかが大事だと思っています」とも語りました
さらに、プレー先については「自分がこのチームでプレーしたいという気持ちが一番で、それがモチベーションになります」と述べ、周囲の応援が大きな励みになっていると強調しました
今井選手は、今季で3年連続の10勝を達成し、24試合で178奪三振、防御率は1.92という成績を収めており、自由契約選手（FA権）を保持していないため今回の手続きが必要です
今井選手は、メジャー挑戦の希望を明らかにしており、すでに米大手代理人事務所と契約を交わしています
彼は栃木・作新学院高から2017年にドラフト1位で西武に入団し、昨季は最多奪三振のタイトルを獲得しています
通算成績は159試合で58勝45敗、防御率3.15です
ポスティングシステムの申請手続き期間は11月1日から始まっており、締め切りは12月15日ですが、球団側に申請の可否判断があるため、今井選手の移籍の行方が注目されます
なお、同日には髙橋光成投手（28）についてもポスティングシステムの利用を容認していることが報じられました
今井選手のメジャー挑戦は、日本のプロ野球界にとっても非常に重要な出来事です。若手選手が海外で成功することで、より多くの選手がメジャーへの夢を抱くきっかけとなるでしょう。また、ポスティングシステムの利用を通じて日本とアメリカの野球界が更に繋がることが期待されます。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは？日本プロ野球選手が米大リーグに移籍するための手続き。
- メジャーリーグとは？アメリカにあるプロ野球の最高峰のリーグ。
- FA権とは？選手が自由に他球団と契約できる権利。
