このポスティングシステムとは、日本のプロ野球選手が海外でプレーできるようになるための仕組みで、選手は希望する外国のチームに交渉を行うことができる
西武では、選手がポスティングを利用するのは今井に続いて、過去に他の選手も同様の手続きを行った例があるが、同一年に二人の選手がポスティングでメジャー移籍を果たした場合は、NPB史上初となる
広池浩司球団本部長（52）は、今井選手のメジャー挑戦について「本人が数年前から明確にメジャーへの思いを語っていたので、その気持ちを尊重したいという思いが強かった」とコメントした
特に、今井はここ3年間で2桁勝利を果たしており、チームにとって早期の戦力喪失は大きな影響を及ぼすことから、苦しい判断だったと述べた
今季の先発投手陣を見渡すと、高橋光成投手（28）と共に年間311回2/3を投げた今井の穴を埋めるのは容易ではなく、球団は今後の補強を急務としている
広池本部長は「投手陣の強化はもちろん、得失点部分でバランスを取りながら全体の戦力をアップさせる構想を進めていきたい」と強調した
さらに、西武は国内FA権を行使する日本ハムの石井一成内野手（31）や、台湾の統一からメジャー移籍を決めた林安可外野手（28）の獲得を目指す
一方で、FA宣言したソフトバンクの東浜巨投手（35）については、必要であれば交渉に臨む姿勢を示したが、今井選手のメジャー移籍が広池本部長の手元に残る大きな課題であることは明らかだ
最後に、今季タイガースでプレーしていた前田健太投手（37）については、獲得の方針はないことが伝えられた
西武は新たな戦力の確保に努め、来季への戦力アップを図っていく方針だ
今井達也投手のメジャー挑戦が正式に容認され、西武としても難しい選択であったことが浮き彫りになりました。彼の存在はチームにとって大きいだけに、今井選手の移籍がプロ野球界に与える影響は計り知れません。球団は新たな戦力補強に向けた動きを強化し、来季のチーム戦力の向上を図ろうとしています。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは？プロ野球選手が海外のチームと契約する際に使う制度で、特定のプロチームでプレーしている選手が希望する他の国のチームと交渉できるようにする仕組みです。
- NPB（日本プロ野球）は？日本で行われるプロ野球のリーグ. 2つのリーグで構成されており、それぞれが独自に運営されています。
