西武今井投手、大リーグ挑戦へポスティングシステムを利用した移籍を容認

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西武ライオンズは10日、大リーグへの挑戦を希望している今井達也投手(27)に対し、今オフのポスティングシステムを利用した移籍を容認すると発表した

ポスティングシステムとは、国内球団が海外リーグに選手を移籍させる際に使用される制度で、選手の権利を保護するための仕組みである

西武は既に高橋光成投手(28)のポスティングも容認しており、同一年に2選手がポスティングシステムを利用して大リーグに移籍すると、プロ野球史上初のケースとなる

過去の事例では、1998年オフに広島がケサダとペレスの2選手のポスティングを申請した

ケサダはシンシナティ・レッズから入札があり、ポスティングシステムを利用して移籍した第1号選手となったが、ペレスは入札球団がなく、獲得されることはなかった

また、2020年オフには北海道日本ハムファイターズが有原航平投手(現ソフトバンク)と西川遥輝選手(今季は東京ヤクルトでプレー)についてポスティングシステムを利用したメジャー挑戦を容認

有原はテキサス・レンジャーズと契約を結んだものの、西川は獲得球団が現れず、日本ハムに残留した経緯がある

今井選手のポスティングシステム利用が承認されたことは、西武ライオンズにとっては新たな時代の到来を示唆しています。今後の二人の選手の移籍が成功することで、プロ野球におけるこの制度がより多くの選手に利用される可能性があります。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?選手が海外リーグでプレーするための移籍制度で、国内球団が選手を契約中に承認した場合、その選手は海外での契約を目指すことができる。

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