侍ジャパンの隅田知一郎投手、練習試合での苦戦を振り返る

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◇10日 練習試合 侍ジャパン―広島(ひなたサンマリンスタジアム宮崎) 日本の野球代表チーム「侍ジャパン」の隅田知一郎投手(西武)が、この日行われた練習試合で苦い結果に終わった

試合は4―0の状況から、隅田投手が3回からマウンドに上がったが、わずか2イニング2/3で9失点という成績を残し、チームに大きな影響を与えた

3回には先頭の佐藤啓選手に中前打を浴びてしまい、続く打者たちの力強い攻撃により、1死満塁というピンチを迎える

ここで矢野選手の適時打により、まず2点を失った

続く坂倉選手の打撃でも同点にされ、最後には林選手の打撃によって逆転されるという、非常に厳しい展開を強いられた

その後、打線が逆転に成功したものの、隅田投手は引き続き苦境に立たされ、4回にも2死満塁の場面で坂倉選手に再び打たれ、さらなる失点を重ねた

5回には追加点を許し、ようやく井端監督が代打を告げる状況となった

この試合ではピッチクロック、つまり投球時間を計測する仕組みが導入されており、選手たちはメジャーリーグ(MLB)用のボールを使用していた

隅田投手は75球を投げ、9安打、9失点、5四球、2暴投という数字が示すように、非常に苦しい内容であった

所属する西武球団は、この日、今井達也投手がポスティングシステム(PS)を利用して米大リーグ挑戦を許可されたことも発表した

これにより、高橋光成投手に続く2人目の選手がPSを利用できることとなった

期待の若手エースとして名を馳せている隅田投手だが、この試合の結果は今後のシーズンに向けて課題を残す結果となった

今回の隅田投手の試合は、投手としてのメンタル面が問われる一戦だった。新しい環境下での試合において、どのように結果を残せるかが重要であり、今後の成長に期待したい。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは? 選手がメジャーリーグチームに移籍するための制度で、古い契約を解消しながら新たな契約を結ぶことができる。
  • 暴投とは? 投手が本来投げるべき位置に球が行かず、捕手が捕れない球を投げてしまうこと。
  • MLBとは? アメリカのプロ野球リーグで、日本のプロ野球と比較され、世界的に影響力のあるリーグである。

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