立正大は、元中日投手である金剛弘樹監督が指揮するチームで、今回は10シーズンぶりの1部復帰を懸けた試合であった
試合は序盤から激しい展開となり、立正大は初回に3失点を喫する苦しいスタートとなった
しかし、その後逆転の兆しを見せ、同点に持ち込むと、9回一死から林燦投手（4年・広陵）が登場
林投手は今秋最長の3イニング2／3を無失点で抑える見事なピッチングを披露した
試合の決定打は、椎木卿五捕手（1年・横浜）が12回の表、2死一、三塁の場面で放った右前へのヒットによるもの
前の打者は申告故意四球で歩いてきたため、椎木選手は初球を見逃さずに打ち返し、サヨナラ勝ちに導いた
試合後、椎木選手は「プレッシャーも楽しめているのが結果に結びついている」と語り、また林選手は「思い切って腕を振るだけでした」と振り返った
金剛監督は就任4年目にして初めて1部復帰の「王手」をかけたことについて、「土台づくりからやってきて戦えるチームになってきた」と手応えを感じている様子だった
特に「昨日、帝京高校がこの一塁ベンチで勝って甲子園を決めた
私も帝京OBなので、勝つかなと思っていました」とも話しており、その情熱が選手たちにも伝わったようだ
今回の立正大学の試合は、延長戦まで持ち込まれる白熱した展開となり、選手たちの粘り強さやチームワークを感じさせました。特に新入生の椎木選手が決勝打を放ったことは、今後のチームにとって大きな自信となるでしょう。金剛監督の指導力と選手たちの努力が結実し、1部復帰が現実味を帯びてきました。
キーワード解説
- サヨナラ勝ちとは？サヨナラ勝ちとは、試合の最終イニングに、最後の打者が得点を決めて試合が終了することを指します。通常は非常にドラマチックな結末とされ、チームや選手にとって特別な喜びが伴います。
- 申告故意四球とは？申告故意四球は、捕手と投手に有利なルールで、攻撃側がリスクを取らずに走者を進めるために一人の打者をわざと歩かせることを求める手段です。
- ピッチングとは？ピッチングは、投手が打者に対してボールを投げる行為で、投球の種類や狙いによって結果が大きく変わる重要なプレーです。
