侍ジャパンの練習試合で金丸夢斗投手が無安打無失点の好投を披露

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野球日本代表「侍ジャパン」は10日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で広島と練習試合を行い、中日ドラゴンズ所属の金丸夢斗投手(22)が救援登板で2イニング1/3を無安打無失点のパーフェクト投球を見せ、強い印象を残しました

この試合で岡林勇希外野手(23)も4安打1盗塁の活躍をみせ、チームは最終的に14―11で勝利しました

さらに、延長10回のタイブレーク形式も実施され、選手たちの実戦経験が重要視されました

金丸投手の登板詳細

金丸は、先発の隅田(西武)が3イニングももたずに交代した直後、5回2死一、二塁のピンチで登板しました

「抑えることしか考えていなかったです」と冷静に振り返る金丸は、スライダーで矢野を打ち取ると、続いても3者凡退の好投を続けました

ピッチコムとピッチクロックの運用

今回の練習試合では、ピッチコムとピッチクロックが初めて運用され、その効果が注目されました

ピッチコムは投手と捕手が通信を通じてサイン交換を行うシステムで、ピッチクロックは投手が球を投げるまでの時間を制限する仕組みです

これらのシステムが導入された試合で、金丸は23球での完全投球を達成しました

金丸の投球スタイル

この日の金丸は、最速150キロを計測し、スプリットも低めに決まるなど調子の良さを見せました

金丸は「MLB公式球にも慣れてきた」と語り、ロジンをうまく使いながら自分の投球スタイルを確立している様子が伺えました

監督の評価
井端弘和監督(50)は金丸の投球について、「イニング途中からというところでは良い経験ができた

腕の振りもよく、ボールが先行しても落ち着いていた」と高く評価しました

金丸は、今後の試合に向けての期待を一層高める結果となりました

今回の金丸投手の好投は、彼の技術と冷静さが光る内容でした。特に、ピッチコムやピッチクロックの導入も相まって、野球の新たな戦い方が見える試合となりました。今後も彼の活躍に期待が寄せられます。
キーワード解説

  • ピッチコムとは?投手と捕手が通信を用いて、サインを直接やりとりできるシステムです。
  • ピッチクロックとは?投手がボールを投げるまでの時間を制限する仕組みで、試合のスピードアップを目的としています。
  • スライダーとは?投手が投げる球種の一つで、横に曲がる特性を持つ球のことです。

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