楽天・辰己、国内FA行使とポスティングシステム利用の可能性

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楽天ゴールデンイーグルスの辰己涼介選手が、国内フリーエージェント(FA)権を行使し、同時にポスティングシステムを利用して移籍先を探す可能性があることが明らかになった

国内FAとは、NPB(日本プロ野球機構)に所属する球団内で自由に移籍先を探すことができる権利であり、辰己選手が行使することで、楽天に保留権が残る状態となる

ポスティングシステムの理解

ポスティングシステムとは、国内球団が選手をメジャーリーグ(MLB)に移籍させる際に、他球団への交渉権を獲得するための制度である

具体的には、選手は希望する球団に対して交渉することが可能だが、移籍に関しては母球団である楽天との合意が必要だ

過去の事例と辰己選手の意向

辰己選手がメジャーリーグに挑戦したいと考えているのは明白であり、楽天がそのリクエストを受け入れた場合、MLBの30球団とも交渉が可能となる

これにより、選手としての選択肢が41球団に広がることになる

金子選手のような過去のケース

同様の状況を経験した選手として、2014年オフにオリックス・バファローズの金子千尋選手がいる

金子選手は国内FA権を行使したあと、ポスティングシステムを利用したいと考えたが、結果的には球団との調整がつかずに移籍を断念した経緯がある

辰己選手がこのような結果にならないことを願うファンも多いだろう

次のステップに向けて
国内FAとポスティングシステムの同時利用は、これまでのところ実例がないため、辰己選手が成功すれば新たな歴史を作ることになる

今後の動向に目が離せない

楽天の辰己選手が国内FA権を行使しポスティングシステムを利用するという動向は、日本のプロ野球に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。これまでにない試みで、選手が持つ選択肢が広がる一方で、球団との関係性もどうなるのか注目されます。
キーワード解説

  • 国内FAとは? プロ野球選手が他の球団に移籍する際、現在の球団がその選手に対して保留権を持ちながら移籍先を探すことができる制度です。
  • ポスティングシステムとは? 日本のプロ野球からメジャーリーグに選手が移籍する際に利用される制度で、母球団が球団間の交渉を許可する仕組みです。

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