DeNA神里和毅がFA権行使せず残留、チーム愛と競争心を語る

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 横浜DeNAベイスターズの外野手、神里和毅選手(31)が、今季初取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、チームに残留することを決定したと、11日に公式発表があった

FA権とは、一定期間プロとしてプレーした選手が、他の球団と契約交渉を行う権利であり、選手の自由な選択を支える重要な制度である

神里選手はこの権利を行使せず、横浜への強い愛情を示し、悩んだ末に残留を選ぶ道を選んだ

 神里選手は今季、主に守備固め要員として62試合に出場しており、俊足を生かした広範囲な守備で得点機を防ぐ要員として貢献していた

打席数は27と少なかったが、打率3割8厘と高打率を記録し、出塁圧力を高めるOPS(出塁率と長打率の合算値)は833という優れた数字を残している

速報を受けてファンや関係者からも期待の声が寄せられている

 2019年にはレギュラーとして規定打席に到達し、打率3割を超えた実績を持つ神里選手は、身体能力が高く、30歳を過ぎた今でもその力は衰えていない

しかし、最近では若手選手たちの台頭により、先発の機会が減少しており、今季はスタメン出場がわずかに2試合にとどまっていた

その中でも新監督のもと、外野手の激しい競争を勝ち取る気持ちを強く持ち続けているという

 神里選手は「プロ入りしてからの8年間、お世話になった方々、支えてくれた方々に感謝しています

来年も相川新監督やチーム、横浜のファンの皆様のために全力でプレーしていきたいです」という力強い言葉を残し、今後の活躍に期待が寄せられている

神里選手の残留決断は、ファンやチームメイトにとって大きな朗報です。彼は自身の能力を証明した実績を持ちながら、若手選手との競争を受け入れ、新たな挑戦に挑む姿勢を見せている。この決断が、チームの士気向上につながることを期待したい。
キーワード解説

  • FA権とは?選手が契約を他の球団と交渉できる権利で、選択肢を増やすための重要な制度です。
  • OPSとは?出塁率と長打率を合算した指標で、選手の攻撃力を示す重要な数値です。

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