米国のスポーツ専門メディア「ESPN」が11日(日本時間12日)に報じたこの記事では、レンジャーズの現状と村上選手の持つ能力が分析されている
レンジャーズの攻撃力不足と村上選手の適性
レンジャーズは今季、アメリカンリーグ(AL)で防御率3.47を記録し、投手陣は力強いパフォーマンスを見せたしかし、チームの全体的な成績は81勝81敗にとどまり、勝率は5割
ア・リーグ西地区で3位に終わり、ポストシーズン進出を逃す結果となった
ESPNでは、攻撃力不足のチームにとって、村上選手の獲得が「最善策」とされており、その理由として村上選手の打撃能力が注目されている
ポジションの柔軟性とリスク
村上選手は三塁、一塁、DH(指名打者)など複数のポジションをこなす能力があり、チームにとっての不安要素を解消するのに適した選手とされているしかし、レンジャーズが今季の総年俸を考慮し、プレーヤーの獲得において慎重な方針を採る中、村上選手への大型契約が現実味を帯びてくる
しかし、他の選手、例えばタッカーやシュワバーの獲得を諦める可能性もある
日本人選手との接点
レンジャーズには過去に8人の日本人投手が在籍しており、その中には大塚晶則、建山義紀、上原浩治、ダルビッシュ(現パドレス)などが含まれる村上選手が成功裏に移籍を果たせば、「メジャー移籍時における日本人野手史上最高額の契約」が期待され、同時に「球団史上初の日本人野手」として迎え入れられることになるだろう
村上選手のMLB移籍が近づけば、レンジャーズが再び日本人選手を迎え入れることになる。一方で、チームの戦略や選手獲得の決定が移籍の行方に影響を与える可能性がある。こうした流れが日本とアメリカの野球界に与える影響も注目されていく。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは? メジャーリーグに選手が移籍を希望する際に、移籍元のチームが選手をポスティング(公示)し、興味を持ったMLBのチームが提示した金額で選手を獲得できる制度。
- 指名打者(DH)とは? 主に打撃専門で起用される選手のことで、守備には参加せず、打席の際にチームのために打撃を行う。

