彼は今オフ、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を球団に直訴したものの、結果として認められなかった
このため、申請期間の最終日にFA権の行使を決定した
辰己選手は「総合的に判断した
野球がうまくなりたい
楽天を含めて、必要としてくれるチームがあるか、権利を行使した上で考えたい」と、今後の進退に関して熟考した結果を語った
彼は23年オフの契約更改で、将来的にはメジャーに挑戦できるような「圧倒的な成績」を残したいという意向を表明している
昨シーズンは自己最多となる158安打を記録し、初めて最多安打のタイトルを獲得したが、今シーズンは114試合で打率・240と不振に悩んでいた
それでも、シーズン中からメジャーチャレンジを希望し続けていた
辰己選手は将来的には27年に海外FA権を取得する可能性があるが、今年のオフにメジャー挑戦を望んでいることを強調した
球団側もポスティングシステムを認める可能性は小さく、今後は残留に向けた交渉を継続する方針だ
彼は立命館大学から18年のドラフトで1位指名を受けて楽天に入団
その7年間を振り返り、「最短でFA権を取得できたことを誇りに思う」と語り、これまで関わってくれた全ての人々に感謝の意を示した
辰己選手は打撃力だけでなく、21年から4年連続で選出されたゴールデングラブ賞の受賞者でもあり、今や球界のエンターテイナーとしても知られる存在だ
彼がどのチームのユニフォームを着ることになるのか、今後の展開に注目が集まる
辰己選手のFA権行使は、彼のキャリアを新たなステージへ進める重要な選択です。メジャー挑戦を望む背景には、自己成長の欲求が見え隠れします。彼の選択が、球団やファンにとっても大きな影響を与えるでしょう。
キーワード解説
- フリーエージェント(FA)とは?選手が契約満了後、他のチームと自由に契約できる権利のことです。
- ポスティングシステムとは?日本のプロ野球選手がメジャーリーグチームに移籍する際に使用される制度で、希望する選手の権利を譲渡する仕組みです。
- ゴールデングラブ賞とは?各ポジションで守備が特に優れた選手に贈られる賞で、シーズンを通じての守備力が高く評価された選手が受賞します。

