桜井投手、母との絆を胸にプロ野球ドラフトで中日に指名

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桜井投手、躍進の裏に母との絆があった

2023年10月、プロ野球ドラフトで東北福祉大学の4年生、桜井頼之介投手(22)が中日の2位指名を受けるなど、彼の野球人生は新たなステージに突入しました

桜井投手は大学日本代表にも選ばれるほどの才能を持つ右腕であり、その背景には母の麻衣子さんとの強い絆があります

今年6月、東京の神宮球場で行われた全日本大学選手権の決勝

その舞台で、桜井投手はエースナンバーを背負い力投を繰り広げました

最後の打者を三振に仕留め、見事に優勝を果たしました

試合を見守った麻衣子さん(58)は、涙を流しながら息子の成長を感じ取っていました

麻衣子さんは2016年に大腸がんと診断され、それが息子桜井投手の中学校生活の始まりと重なります

病気を告知された当初、リンパ節への転移もあったため、「死を覚悟した」と語っています

手術や抗がん剤治療を経ても、病気との闘いは続きましたが、桜井投手は彼女を支えるために一生懸命に野球に取り組むようになりました

中学2年生になる頃、麻衣子さんは桜井投手に病気を話しました

これを聞いた桜井投手は涙を流しましたが、それでも母のために何かをしてあげたいという気持ちから、家事を進んで行う一面を持つようになりました

尼崎ボーイズ監督、佐藤章夫さん(59)は「野球に向き合う姿勢が一変した」と語ります

以前は主に遊撃手をしていましたが、麻衣子さんの闘病を経て、彼は練習に打ち込むようになりました

桜井投手は愛媛県の聖カタリナ学園高校に進学し、自らの決断を大切にする母の想いを背負って新たな環境で成長を目指しています

桜井投手の物語には、母との深い絆が大きな影響を与えています。大腸がんという病気と闘う母の姿を見て、彼は野球に真摯に向き合う決意を固めたようです。試合での彼の活躍は、ただのスポーツの結果ではなく、母子の絆がもたらした成果でもあるのかもしれません。本当に感動的なストーリーです。
キーワード解説

  • 大腸がんとは? 胃や腸の内壁にできるがんで、特に大腸に発生するものを指します。早期発見が重要で、予防には食生活の改善が勧められます。
  • 抗がん剤治療とは? がん細胞の増殖を抑えるための薬物療法です。副作用があるため、患者の体力や健康状態を考慮しながら行われます。
  • エースナンバーとは? 野球チームのピッチャーの中で、最も信頼される投手に与えられる背番号のことです。一般的に「1」を背負うことが多いです。
  • 進学先選びとは? 高校や大学へ進む際の学校選びのことで、施設、指導者、環境などを考慮して決めます。選手にとって重要なステップです。

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