徳山壮磨投手がトライアウトで存在感を示す
2025年11月12日、マツダスタジアムで開催された「エイブルトライアウト2025~挑め、その先へ~」において、38名の選手が参加する中、プロ野球選手会が主催するこのトライアウトで注目を集めたのは、横浜DeNAベイスターズから戦力外通知を受けた徳山壮磨投手(26歳)です彼は、試合と同様の緊張感が漂う中でのパフォーマンスを披露しました
切れ味抜群のツーシームを武器に
徳山投手が登板した際、その切れ味の良いツーシームでバッターを翻弄しましたツーシームとは、投球時にボールが横に揺れるようにかけられる回転で、特に内角を攻める際に有効な球種です
彼は先頭バッターの渡部健人選手を146キロのツーシームで内角を突き、三ゴロに打ち取ると、続く打者も同様に処理しました
試合以上の緊張感の中でのパフォーマンス
しかし、地元の松山選手を迎えた際には、緊張感からか四球を出してしまったというエピソードもありました徳山投手はその後、登板を振り返り、「自分の軸を見せることができた」と自己評価しつつも、一年前にホームランを打たれた松山選手相手に四球になったことを悔しがる姿を見せました
未来への希望を語る
トライアウトを受けるかどうかは悩んだものの、自身のユニフォームを着て挑む姿勢を見せた徳山投手また、大阪桐蔭高校の監督西谷氏から受けた激励を胸に、「この経験を通じて、何とか現役を続けられれば良い」と今後に向けた希望を語りました
徳山壮磨投手は、1999年6月6日生まれ、兵庫県出身
小学校3年生からソフトボールを始め、兵庫の高丘中学や大阪桐蔭高校、早稲田大学での活躍を経て、2021年にドラフト2位でDeNAに入団しました
身長183センチ、体重82キロの右投げ右打ちの選手です
このトライアウトを通じて、徳山投手の投球が多くの人に印象を与えたことは間違いありません。23歳と若く、まだこれからの選手ですが、彼が今後どのように自身のキャリアを築いていくのかがとても楽しみです。
キーワード解説
- ツーシームとは?ボールが横に揺れるように回転する投球技術で、打者の打ちづらさを増す効果がある。
- トライアウトとは?プロ野球選手が所属チームから戦力外となった後、再び選手として契約を目指すために行う試合形式のオーディション。

