高校BIG3 の再会：ソフトバンク風間球打と阪神森木大智がトライアウトで力投
2025年11月12日、マツダスタジアムで行われたプロ野球トライアウトにおいて、ソフトバンクの育成選手、風間球打投手（22）と阪神の同じく育成選手、森木大智投手（22）が注目を集めた二人は共に「高校BIG3」と呼ばれる世代で知られ、個々の高い能力から期待されていた選手たちである
風間は秋田のノースアジア大明桜高校時代に、157キロをマークし「世代最速の男」として注目を浴びた
彼は2021年のドラフトで1位指名を受けソフトバンクに入団、その際に背番号1が与えられるなど、球団からの期待も大きかった
一方の森木は、高知での中学時代に軟式球を使い中学生史上初の150キロを記録し、「スーパー中学生」の名で知られた
高知高校に進学後もその期待に応え、最速154キロを投じる右腕として名を馳せ、同じく2021年のドラフトで阪神に1位指名された
しかし、プロ入りからの道のりは順風満帆ではなかった
二人はこの日のトライアウトで久しぶりに再会し、それぞれが育成選手として新たなステージに挑んでいる
風間は打者3人に対して11球を投げ、無安打1四球で最速143キロを記録
試合後、彼は「ボールが多めになってしまった」と振り返り、シーズンの最後に十分に投げることができなかったことを悔やんだ
続いて登板した森木も、自身の実力を見つめ直す機会となったようだ
打者3人に対して1安打1四球を記録し、新球種のツーシームを使って空振りを奪う場面も見られた
「真っすぐの強さで押していく」と語りながら、久々の実戦で楽しさを感じたと語った
このトライアウトは、風間と森木にとっての再出発を意味する瞬間であり、それぞれが抱える苦悩や希望が交錯する結果となった
「僕は苦しんできた4年間」と語る風間は、森木に対しても共感し、「（森木も）ちょっと苦しんでいるなっていう」と彼の苦悩を理解している様子だった
今回のトライアウトは、高校BIG3と呼ばれた風間と森木の再会を価値あるものにしている。彼らの努力と苦悩を知ることで、再出発への希望が見えてくる。同年代の選手として、互いに切磋琢磨しあえる関係が再び築かれることを期待したい。
キーワード解説
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