今シーズンはキャリアハイとなる11勝を挙げた左腕は、さらにはカムバック賞も受賞しました
来季は、屋内外問わずマウンドに立ち、4年ぶりの規定投球回到達を目指す意向を表明しています
キャリアハイの数字、しかし謙虚な姿勢
大野投手は今シーズンを振り返り、「思った以上にできた1年でした」と述べつつも、数字の裏にある背景についても触れました具体的には、投手コーチの指導により、ドーム中心の登板が多かったため、環境的に投げやすかったということです
実際、今季の20試合中18試合がドームでの登板であり、結果的に10勝3敗、防御率1.95という素晴らしい成績を残しました
来季への意気込み
今季の成功はあくまで通過点とし、自身の目標は4年ぶりの規定投球回到達です「規定を投げた投手とそうじゃない投手で物すごく差がある
来年、もう一度投げたい」と語る大野投手は、今季の120イニングからさらに23イニングの上積みを狙うため、全ての球場でマウンドに上がる意志を示しています
「今季よりしんどいシーズンになるのは間違いないけど、頑張りたい」と、強い決意を述べました
投球スタイルの進化
今季の大野投手は屋外球場でも投球スタイルを変えることで新たな挑戦をしました5月20日のDeNA戦(横浜)では2回途中4失点に終わったものの、9月14日の阪神戦(甲子園)では8イニング無失点の好投を見せました
その際、曲がり球の割合を増やすなど投球スタイルの精錬を図り、「最後に甲子園で投げて勝てたのは、外で投げていく上でいいアピールになった」と自信を持って振り返りました
大野雄大投手の契約更改と来季の目標には、選手としての成長と復活の意欲が表れています。環境に恵まれた今シーズンの成功を自身の成長とする姿勢は、多くのファンに勇気を与えることでしょう。来季の挑戦がどのように展開されるのか、注目が集まります。
キーワード解説
- 契約更改とは? - 選手がチームとの契約内容を見直し、新たな条件で結び直すこと。
- カムバック賞とは? - 傷病や困難を乗り越え、再び活躍した選手に贈られる賞。
- 規定投球回とは? - 一シーズンにおいて、投手が規定の投球イニングを達成することを指し、その基準に達することで評価が高まる。

