特に注目されるのが、オリックス・バファローズの宗佑磨選手である
彼のキャリア形成において、ABLでの経験がどのように重要な役割を果たしたのかを探った
きっかけは「遊び感覚で」やっていた内野守備
横浜隼人高で走攻守の三拍子が揃ったショートとして名を馳せた宗は、2014年にオリックスにドラフト2位で入団その当時、オリックスのショートは安達了一選手がレギュラーとして活躍しており、自身の出場機会が限られていることを感じていたという
彼は「早く外野やりたい」と考えていたが、4年目の春季キャンプで外野手に転向
しかし翌年、中嶋聡二軍監督からの提案によりサードに再転向することとなり、最初は戸惑いを見せたが、次第にそのポジションの魅力に気づき、無心でプレーすることができた
オーストラリアのヒーローから日本のヒーローへ
「その時期に野球ができることは少ないので、良い経験だろうと思って参加した」と語る宗は、ABLで「まごうことなきヒーロー」となった40度を超える厳しい猛暑や、整備されていないグラウンドでの試合が続く中、宗はサードとして20試合以上に出場し、エラーなしで終了
打率.387、3本塁打の成績を収め、帰国時にはチームから「また帰ってきてくれ!」と頼まれるほどの活躍を見せた
こうした経験が、オリックスに戻った後のサードレギュラーとしての地位を確立する上で大きな自信を与えた
さらなる飛躍を目指す宗佑磨
2021年から3年連続でゴールデングラブ賞とベストナインを受賞し、オリックスでのサードとしての地位を確立した宗オーストラリアでの過酷な経験が、彼を新たなヒーローへと成長させたことは明らかである
今後も彼の活躍から目が離せない
宗佑磨選手のオーストラリアでの経験が、彼のスキルや自信を育む大きな要因となり、日本での活躍に繋がったことは非常に興味深い。海外での挑戦は選手にとって貴重な経験であり、有意義な成長の場となります。
キーワード解説
- オーストラリアンベースボールリーグ(ABL)とは?
- エラーとは?
- ゴールデングラブ賞とは?

