このリーグには、NPB(日本プロ野球)の各球団から派遣された若手選手たちが、現地のチームに加入し試合に臨む
DAZNでは、ABL開催に先立ち、ショートドキュメンタリー「冬が僕を強くする」を配信し、巨人のルーキーコンビである石塚裕惺選手と荒巻悠選手にスポットを当てた
ルーキーイヤーの自己評価は荒巻が65点、石塚が70点
ドラフト1位で入団した石塚裕惺は、花咲徳栄高で通算26本塁打を記録し、世代No.1ショートとしてプロの世界に挑んだ一方、荒巻は上武大学からドラフト3位で入団し、豪快なフルスイングが魅力の大砲候補である
高卒と大卒という違いはあるが、シーズンを通して共にプロでの第一歩を踏み出した2人が、ABLでの武者修行に臨む
巨人が若手内野手を送るのは、14年ぶりのことだ
2人に自己評価を聞くと、荒巻は「65点」と評価し、「大学を出て1年間野球をし続けるという経験ができた
このシーズンは非常に有意義だった」と振り返る
石塚は「70点」とし、「最後の方に一軍も経験でき、ヒットを打つという目標も果たせた」と充実感を見せた
阿部慎之助監督の言葉で「スイッチが入った」
荒巻は今シーズン、ルーキーながら31試合に出場し、打率は.296、1本塁打を記録したABLに向けては「外国人投手のきれいじゃない真っすぐへの対応」と課題を語った
一方、怪我に苦しんだ石塚は、3月に左手首を骨折し、7月にも再度左手首を痛めた
心が折れそうになった石塚は、阿部慎之助監督から「一軍に呼ぶから、呼ばれたときにビビらずにできる準備を」と言われ、そこから「スイッチが入った」という
ファームで55試合に出場した石塚は打率.327、3本塁打、25打点を記録し、OPS(出塁率と長打率を合算した指標)は.891となり、坂本勇人や岡本和真の1年目と比較しても突出した成績となった
9月には一軍昇格し、初安打も記録
石塚も荒巻同様、「全てのピッチャーが初見で、色々な人のボールを見られることは自分にとってプラスになる」と、オーストラリアでの挑戦の意義を語った
来シーズンには坂本勇人選手が37歳になり、岡本和真選手はメジャー移籍の可能性が高い
このためレギュラー争いは激化することが予想され、石塚と荒巻もその争いに割って入る構えだ
オフシーズンが彼らにとっての重要な時期となるだろう
両選手のオーストラリアでの挑戦に注目が集まる
今回の記事では、読売ジャイアンツの若手選手である石塚裕惺選手と荒巻悠選手が、オーストラリアでのABLに挑む姿が描かれています。ルーキーとしての貴重な経験を積む彼らの成長が期待できそうです。
キーワード解説
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