今井達也投手、ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦へ

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埼玉西武ライオンズに所属する27歳の今井達也投手が、今季オフにポスティングシステムを利用してメジャーリーグに挑戦する意向を示した

ポスティングシステムとは、日本のプロ野球選手がメジャーリーグへの移籍を希望する場合に使用する制度で、選手とメジャーリーグの球団との間で移籍交渉を行うことができる制度だ

今井選手の移籍先候補には、複数の球団が名を連ねているが、その中でも特にニューヨーク・ヤンキースが積極的に動いていると、米メディア『エンパイアスポーツメディア』が報じている

圧倒的な成績を収めた今井投手

今季の今井は、24試合で163回2/3を投げて10勝5敗、防御率1.92という素晴らしい成績を収めた

また、178の奪三振を記録し、WHIP(被出塁率)0.892という非常に良好な数字を叩き出した

特に、空振りを奪う能力が際立っており、これはメジャーリーグでも通用するという見方が非常に強い

空振り率32%は、2014年からNPBで計測が始まって以来、先発投手として最高の数値である

過去にNPBからMLBへ行った投手たちの空振り率は一般的に2〜3%低下する中で、今井選手の場合、仮に15.4%のスイング・空振り率が13〜14%に落ち着いたとしても、MLB全体でトップクラスの“空振り製造機”になれると評価されている

ヤンキースの評価

ヤンキースは、今井選手の独特なリリースポイントとユニークなスライダーを武器に、ローテーションの2〜3番手として十分に実力を発揮できる選手だとの見解を持っており、今オフには本格的に争奪戦に参戦することになるだろう

今井達也選手のメジャー挑戦は、彼の圧倒的な成績からも当然の流れといえます。特に、空振りを奪う能力はメジャーでも通用すると多くの専門家が認めています。ニューヨーク・ヤンキースという大きなブランドが彼に目を向けていることは、今井選手にとって大きなチャンスです。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?:日本のプロ野球選手がメジャーリーグに移籍する際に利用する制度で、選手が希望する球団と交渉が可能となる仕組みです。
  • WHIPとは?:投手が出塁を許したランナーの数を示す指標で、低いほど良いとされる成績です。投手の成績を評価する一つの基準です。
  • 空振り率とは?:打者が振ったスイングの中で空振りした割合を示す指標で、投手の制球力や変化球の効果を表します。

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