会見には、同じく新加入した前日本ハムの左腕・北浦竜次選手も姿を見せ、二人は初々しい表情で登場しました
板東投手は、「祖父の影響でジャイアンツファンだったので、この日を迎えられて非常に嬉しいです」と感慨深い様子で語り、さらに「早く支配下登録され、先発ローテーションに入り、リーグ優勝と日本一に貢献できるよう努力します」と意気込みを示しました
板東選手は、1軍経験が豊富であり、今季のウエスタン・リーグでは最優秀防御率を記録した右腕です
しかし、ソフトバンクの厚い投手層の影響で近年は1軍での登板がなかったこともあり、「一度、野球人生が終わったように感じています
ですが、ラストチャンスをいただいたので、まずは野球を楽しむ気持ちで頑張りたいです」と逆襲への強い思いを話しました
彼は1軍では通算114試合に登板、10勝11敗、1セーブ、防御率は2.91と実績を残していますが、ソフトバンクでは近年2年間1軍登板がありませんでした
しかし今季は2軍で主に先発として21登板(15先発)し、9勝2敗、防御率2.48の成績を収め、最優秀防御率と勝率1位に輝きました
「多くの思いがありましたが、『目の前の試合を全力でやる』ことを積み重ねてきた結果、今回の機会を得られたと思います」とその道のりを振り返りました
入団会見では、同じく18年ドラフト同期の泉圭輔投手もおり、新しい仲間との絆も感じさせました
板東選手は「同期入団の泉選手との再会は嬉しいです
彼は好きな選手ですし、共に頑張れるのが楽しみです」と笑顔を見せました
今季の巨人は先発ローテーションが固定できず、山崎投手が11勝と活躍する一方で、他の投手は期待ほどの成績が残せていませんでした
板東投手の獲得は、来季のV奪回を目指すチームにとって重要な補強とされており、彼への期待が高まっています
板東湧梧のプロフィール
| 名前 | 板東 湧梧 (ばんどう・ゆうご) |
|---|---|
| 生年月日 | 1995年12月27日 |
| 年齢 | 29歳 |
| 出身 | 徳島県 |
| 出身校 | 鳴門高 |
| プロ入り | 2018年ドラフト4位(ソフトバンク) |
| 投球スタイル | 右投右打 |
キーワード解説
- 育成契約とは?選手が公式チームに入団する際、特にプロ野球において若手選手が育成目的で、とりあえず特別契約を結ぶことをいいます。
- 支配下登録とは?プロ野球チームが選手を正式に所属させるための登録を行い、その選手が1軍または2軍でプレーできるようにすることを指します。
- ウエスタン・リーグとは?プロ野球の二軍リーグの一つで、各チームの若手選手や外国人選手が多く参加し、実戦の場を提供するためのリーグです。

