巨人入団の板東湧梧投手が意気込みを語る

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2025年11月14日、巨人が育成契約で獲得した前ソフトバンクの板東湧梧投手が、東京・大手町の球団事務所で入団会見を行いました

会見には、同じく新加入した前日本ハムの左腕・北浦竜次選手も姿を見せ、二人は初々しい表情で登場しました

板東投手は、「祖父の影響でジャイアンツファンだったので、この日を迎えられて非常に嬉しいです」と感慨深い様子で語り、さらに「早く支配下登録され、先発ローテーションに入り、リーグ優勝と日本一に貢献できるよう努力します」と意気込みを示しました

板東選手は、1軍経験が豊富であり、今季のウエスタン・リーグでは最優秀防御率を記録した右腕です

しかし、ソフトバンクの厚い投手層の影響で近年は1軍での登板がなかったこともあり、「一度、野球人生が終わったように感じています

ですが、ラストチャンスをいただいたので、まずは野球を楽しむ気持ちで頑張りたいです」と逆襲への強い思いを話しました

彼は1軍では通算114試合に登板、10勝11敗、1セーブ、防御率は2.91と実績を残していますが、ソフトバンクでは近年2年間1軍登板がありませんでした

しかし今季は2軍で主に先発として21登板(15先発)し、9勝2敗、防御率2.48の成績を収め、最優秀防御率と勝率1位に輝きました

「多くの思いがありましたが、『目の前の試合を全力でやる』ことを積み重ねてきた結果、今回の機会を得られたと思います」とその道のりを振り返りました

入団会見では、同じく18年ドラフト同期の泉圭輔投手もおり、新しい仲間との絆も感じさせました

板東選手は「同期入団の泉選手との再会は嬉しいです

彼は好きな選手ですし、共に頑張れるのが楽しみです」と笑顔を見せました

今季の巨人は先発ローテーションが固定できず、山崎投手が11勝と活躍する一方で、他の投手は期待ほどの成績が残せていませんでした

板東投手の獲得は、来季のV奪回を目指すチームにとって重要な補強とされており、彼への期待が高まっています

板東湧梧のプロフィール

名前 板東 湧梧 (ばんどう・ゆうご)
生年月日 1995年12月27日
年齢 29歳
出身 徳島県
出身校 鳴門高
プロ入り 2018年ドラフト4位(ソフトバンク)
投球スタイル 右投右打
板東湧梧投手の入団会見は、彼の新たな挑戦のスタートであり、多くの期待が寄せられています。過去の経験を生かし、支配下登録を目指す姿勢が感じられ、既存の選手たちとの調和も重要なポイントです。投球スタイルやメンタルの面でも、彼の成長が楽しみです。
キーワード解説

  • 育成契約とは?選手が公式チームに入団する際、特にプロ野球において若手選手が育成目的で、とりあえず特別契約を結ぶことをいいます。
  • 支配下登録とは?プロ野球チームが選手を正式に所属させるための登録を行い、その選手が1軍または2軍でプレーできるようにすることを指します。
  • ウエスタン・リーグとは?プロ野球の二軍リーグの一つで、各チームの若手選手や外国人選手が多く参加し、実戦の場を提供するためのリーグです。

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