侍ジャパンに初選出された石上泰輝、MLB新ルール下での挑戦に意欲

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 2025年11月15日、横浜DeNAベイスターズの若手内野手、石上泰輝が初めて侍ジャパンに招集された

この招集は、北海道日本ハムファイターズの伊藤大海が辞退したことによるもので、彼は日本代表として韓国との強化試合に臨むことになった

 石上は昨シーズン、大卒ルーキーとして1軍で26試合の出場に留まったが、今季に入ってからは主にショートのポジションで76試合に出場し、特にクライマックス・シリーズのファーストステージでは読売ジャイアンツ戦でホームランを放つなど、存在感を示している

彼はその成長を「ずっと続けてきた結果、良い方向に向かえている」と語った

侍ジャパンでの学び

 選ばれた侍ジャパンでは、東北楽天ゴールデンイーグルスの村林一輝から多くのことを学ぶ機会を得ている

「村林さんとノックを受けることが多く、彼のプレースタイルは非常に勉強になります

分からないことがあれば、しっかりと相談しています」と語る石上の姿勢が印象的だ

新ルール『ピッチクロック』の影響

 今回の試合では、野球の試合時間を短縮するためにMLBで導入された『ピッチクロック』が適用される

これは、投手が投球動作を開始するまでの時間を制限する規則で、走者がいなければ15秒、走者がいる場合には20秒以内に投球を行う必要がある

規定時間を超過した場合は、1ボールとしてカウントされる

選手としての意識

 この新ルールについて石上は、「私自身、特に長いルーティーンは持っていないので、焦らず行動することを心がけます」と冷静なコメントを残した

選手として新たな挑戦に対して前向きな姿勢を持つ彼は、その心構えが試合でのパフォーマンスにどのように結びつくのか注目される

ベースサイズの拡大

 さらに、今回の試合では一塁、二塁、三塁のベースサイズが、従来の15インチから18インチに拡大される

これについて石上は、「少し広くなることで、守備の際にはいつもよりタッチが難しいかもしれない」と不安を口にし、冷静かつ戦略的に試合に臨む予定だ

試合日程
 侍ジャパンの初戦は11月15日18時30分、次戦は11月16日19時から東京ドームで行われる

石上泰輝がどのようなパフォーマンスを見せるのか、期待が高まる

今回の侍ジャパンシリーズでの新ルール『ピッチクロック』の導入は、選手たちにとって新たな挑戦となります。石上選手がどう活躍し、その新ルールをどう乗り越えていくのかが非常に楽しみです。
キーワード解説

  • ピッチクロックとは?投手が投球動作を始めるまでの時間を制限するルールで、試合時間を短縮する目的があります。
  • クライマックス・シリーズとは?プロ野球のプレーオフ制度の一つで、リーグ戦の上位チームが優勝を争います。

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